2021年の漢字は「金」に決定
1995年以降、毎年12月には今年の世相を表す「漢字一文字」が日本漢字能力検定協会より発表されます。
そして2021年の今年の漢字は「金」に決まったということが、12月13日に京都の清水寺で発表されました。
東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が金メダルを数多く獲得し、大谷翔平選手や将棋の藤井聡太さんが活躍し各界で金字塔を打ち立てたというのが「金」が選ばれた理由です。
また給付金や新紙幣などお金に関する話題が多い一年だったことも理由のひとつとしてあげられています。
「金」を獲得した猫マスクのロシア人選手が人気に!
今年の漢字として「金」が選ばれるほど、オリンピックでの日本人選手の活躍は目覚ましいものがあり、金メダル獲得数は27個にものぼります。
これはアメリカと中国に次ぐ好成績で、日本としては過去最多となりました。
日本人選手の活躍が嬉しいのはもちろんですが、猫好きの方には注目してほしい海外の金メダリストがいます。
それは東京オリンピック男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得したエフゲニー・リロフ選手(24)。ロシア・オリンピック委員会(ROC)の選手で、51.98秒という好記録をたたき出しヨーロッパ記録を塗り替えました。
ロシア人選手が競泳で金メダルを獲得したのは1996年のアトランタ大会以来、実に25年ぶりの出来事として本国に喜びをもたらしました。
素晴らしい成績をおさめたエフゲニー・リロフ選手は愛猫家で、3匹の猫と暮らしています。
リロフ選手が人気を集めたのは、猫の口元がプリントされた個性的なマスクを着用していたことも大きな理由です。
表彰台にもガールフレンドからの贈り物である自慢の猫マスクを着けて上がろうとし、それを止められたというエピソードまであります。
詳しい経緯はわかりませんが、リロフ選手は「泣きたい。猫のマスクで表彰式に出るのを認めてもらえなかった」と冗談交じりに語ったようです。
またどこかで猫マスクを着けたリロフ選手の姿を見ることができる日がくるかもしれません。ロシアと多くの猫好きを沸かせた猫スイマー・リロフ選手の今後の活躍に期待しましょう。