売上利益は全額寄付!3万枚の写真から選ばれた「元保護猫」が表紙のカレンダーがカナダで販売

カルガリーの保護猫の写真が大手ペット用品チェーン店Pet Valueのカレンダー表紙に

カナダのカルガリーに住む保護猫モリーが表紙を飾るペット用品チェーン店「Pet Value」の2022年度カレンダーが、現在カナダ各地のPet Value店舗で販売されています。

この表紙の写真は、カナダ全国の飼い主から応募された3万点もの写真から選ばれた1枚です。

カルガリーの雄大な山々を背景に車の屋根に乗ったモリーの雄姿を収めた写真は、モリーの飼い主であるケイシー・ワイズさんが撮影したもの。

ワイズさんによると、当初は選ばれるとはまったく思っておらず、ただ楽しそうだったから応募してみたそうです。

モリーは11年前、茂みの中に捨てられていたところをワイズさんに救出されました。当時は骨と皮だけのやせ細った状態で髭もなかったそうですが、現在はそんなことをみじんも感じさせない優雅で堂々とした姿です。

カレンダーの売り上げはカナダの動物保護団体へ

カナダ国内のPet Value店舗で販売されたカレンダーの収益は、カナダの動物保護団体に寄付されます。

カルガリー北西部のPet Value店舗に来店した人たちも、その多くは保護団体をサポートするため喜んでカレンダーを購入しているそうです。

担当者のタミ・モウアットさんは、ワイズさんがこうした形で動物保護活動に協力してくれたのは素晴らしいことだとして感謝の意を示しています。

数多くの応募作品の中から選ばれた愛猫の写真が、カレンダーの表紙として全国に届けられることになったら飼い主としては嬉しい限りですよね。