Q:猫は雄と雌とで性格が違うの?
A:猫は一匹一匹で性格が異なりますが、雄と雌という性別によっても性格の傾向に違いがあるようです。
雄猫の性格の傾向
野生の雄猫の役割は、縄張りを広げることと子孫を残すことでした。
一匹で旅をしながら雌猫と出会い子どもをつくるという人生を過ごしていたので、新しいものに対する興味関心が強く、好奇心旺盛な性格をしています。
子孫を残すためには雌猫への積極的な求愛も大切でした。現代の雄猫も飼い主さんに「大好き!」とストレートに伝えてくる子が多く、雌よりも甘えん坊のようです。
また体が逞しいぶん、やんちゃで活発な傾向もあります。
雌猫の性格の傾向
野生時代の雌猫は、子育てが仕事でした。
縄張りの中で自分のことは自分でしつつ子猫のお世話をしてきたので、しっかり者で自立心が強い子が多いとのこと。
母性が備わっているので同居猫の面倒見もよく、人間の赤ちゃんや子どもに対してもお姉さんのようにふるまう傾向があります。
好奇心の強い雄と違って用心深く怖がりな一面を持っていますが、雄ほど甘えん坊ではないのでお留守番は得意です。
猫の個性を受け入れることが大事
これから新しく猫を飼いたいという方は、「素直に甘えてくれる雄猫とたくさん遊びたい」「家を空ける時間が長いから、お留守番が得意な雌猫がいいかも」というように、性別から相性のよい猫を探すのも一つの手段として考えてみてもいいかもしれません。
ただしあくまでも性別ごとに上記のような傾向があるというだけで、「素直に甘えられないツンデレな雄猫」もいれば「寂しがり屋でお留守番が何よりも嫌いな雌猫」もいます。
愛猫の個性を受け入れて、その子に合った接し方やライフスタイルを考えることが大切です。