近所の猫はノーリッジ大聖堂がお気に入り?
猫のバッジは近所の家で飼われているにも関わらず、英国ノーフォーク州のノーリッジ大聖堂に頻繁にやって来てはのんびりくつろいでいきます。
1年ほど前、バッジはキリスト生誕場面の模型にある「キリストのゆりかご」で寝ているところを目撃されました。
ジェーン・ヘッジス首席司祭は、「いつかまたやると思うんです」と言います。
今ではバッジは教会を訪れる人たちの人気者となり、ツイッターのアカウントまであるとのこと。
ヘッジス司祭によると、バッジは一緒に住んでいる猫とあまり仲良くないため大聖堂が第二の家となっているとのこと。
バッジが初めて大聖堂を訪れたのは3年前のことで、ちょうど聖金曜日(復活祭の前の金曜日)の礼拝の最中に現れたそうです。
外へ連れだしてもすぐに戻ってきてしまい、いつしか大聖堂でくつろぐようになりました。
人々に癒しを与える存在に
バッジは地元のパブや学校にも頻繁に現れるそうですが、それでも一番のお気に入りは大聖堂です。
いつも一番温かい場所を求めており、床下暖房の排気口の上で寝ていることがよくあります。
「キリストのゆりかごで寝ていたのも、わらが敷き詰めてあり温かかったからでしょう」とヘッジス司祭は言います。
バッジは社交的でよく聖歌隊員の後をついて回っていますが、人が大勢いるところはそれほど好きではないようです。
2021年の初めにロンドン自然史博物館からのツアーで恐竜ディプロドクスの骨格標本が展示され、多くの観覧客が集まった際もあまり喜んでいなかったとのこと。
ヘッジス司祭は、「大聖堂に猫がいても全く問題ありません。時には不安そうな様子で来られる方もいますが、バッジはそんな方たちの側に座っています。そんなバッジに癒される方もいると思います」と言います。
バッジは人々に喜びを与えてくれるとても前向きな存在だそうです。