寒い冬に備え野良猫のためにエコなシェルターを制作

2022年1月頃、エジプトの首都カイロの大通りに、廃タイヤで作られた野良猫用シェルターが登場しました。

このシェルターを作ったのは、エジプト人エコデザイナーのイブラヒム・アブジャンディー氏です。

ここ数年エジプトでも気候変動が顕著になりつつあり、寒い季節には野良猫にも保護措置が必要と考えたアブジャンディー氏は、野良猫のためにこのシェルター・プロジェクトを立ち上げました。

エジプトでも徐々に深刻化する気候変動

アブジャンディー氏によると、気候変動の影響で最近ではエジプトにも雪や雨が降るそうです。

彼は、「こうした気候の変化により、野良猫が危険な状況に陥らないよう対策を講じようとしているのです」と言います。

アブジャンディー氏は、自身が立ち上げたエコデザイン会社Mobikyaで廃タイヤや産業スクラップを利用したデザイン家具を作っています。

そして今回のシェルター・プロジェクトは、このMobikyaとペット用品オンラインショップPetmanとの共同プロジェクトでもあります。

猫5匹までを収容できるこのシェルターは、断熱性のある車のタイヤをはじめ、木材などの廃棄物や再生材料を利用して作られており、カイロのような都会にも馴染むお洒落なデザインです。

この可愛らしいシェルターのおかげで、この冬はたくさんの猫が寒さをしのげるかもしれませんね。