「ねことじいちゃん」のロケ地へ
岩合光昭さんの初監督の作品「ねことじいちゃん」、岩合光昭さんらしい作品で、猫だらけの、ちょっとファンタジーな映画、わたしは2回観に行きました。
そのロケ地となった、じいちゃんとばあちゃんとねこの島に、お天気の良い、風も気持ちの良いゴールデンウイークに行ってまいりました。
渡船に乗って佐久島へ
佐久島へ行くには、渡船に乗って行くしか方法がありません。一色港から佐久島行きの船に乗ります。
この日はゴールデンウイークとあって観光客は多く、通常なら1日7往復しかないのですが、2艘の船でピストン輸送していました。
風が気持ちよかったので、後部デッキに乗ったのですが、船が加速すると、波が立ってびしょぬれになってしまいました。
船とは思えない加速とスピード感は、ちょっとしたアトラクションみたいで楽しいですが、空いている時ならデッキの中央寄りに移動したほうがいいです。混んでいて、動けない時はレインコート持参が良いかもしれません。
佐久島、西港に到着
佐久島には西港と東港があります。先に大吉さんの家とカフェ百一が見たかったので西港で下船しました。
大吉さんのお家です。映画のまんまです。今は一般の民家ですので、中には入れません。
大吉さんがたまを抱いて、出てきそうでワクワクします。
カフェ シャルトリューになったカフェ百一、映画のように窓辺の席で海を眺めてみたかったのですが、10時頃、まだオープン前かな?人がいません。12時少し前、満席で座れません。午後2時頃、閉店していました。
残念です・・・
猫を探して
島にはレンタサイクルもありますが、自転車で入れない道も多いので徒歩での移動にしました。
そのほうがゆっくり散策できますし、猫も見つけやすいかと思いまして。
ところが、わたしの努力が足りないのか、観光客が多かったからなのか、見かけたにゃんこは、黒い仔が2匹・・・。
人懐っこかったけど、毛はぼさぼさで痩せていました。
野良猫と言っても、餌やりさんがいたり、港で漁師さんから魚をもらったりすることが多いと思っていました。
けっこう、あちこち回りました。路地の狭い集落、何回も往復しました。多分西から東まで海岸線と山中で2往復歩きました。
スタンプラリーがあったんです。
主人がこの手の遊びが好きで、次の日には脚が痛くなりました。2万歩近く歩いていました。
さちさんの忌中払い会場になった、弁天サロン
中も見学できます。
映画の中で唯一の若者、あずみと幸生が座って話していた黄色いベンチ。
映画では気にならなかったけど、すご~く黄色でした。
猫が、まさに井戸端で井戸端会議をしていた大葉邸
撮影小物がないと、雰囲気が違いますね。
映画の猫だまりのシーンが目に浮かんできます。
黒壁の集落も風情があって、とてもよかったです。
昔はタールで外壁を守るために黒だったのが今は外壁を黒に塗ってあるだけなんですね。
東港から一色港へ
帰りは東港から乗船しました。
帰りも懲りずに後部デッキで風を浴びながら波をかぶり放題、行きよりも豪快です。
行きは、暑くて風もあったので、すぐに乾きましたが、帰りは荒行でもしてきたかのように、頭からつま先まで、ずぶ濡れになりました。
一色は漁港があり、さかな広場もあります。
新鮮な魚介類がありますので、是非寄りたいと思っていましたので、ずぶ濡れのまま立ち寄りました。
食べてみたかったけど、売っているのを見たことがない、タコの干物を買いました。
まとめ
「ねことじいちゃん」を観られたかたは「ああ、あった、あった」、と思っていただけたと思います。「観たかったな~」って思ったかたは、Blu-rayとDVDが9月4日に発売されます。予約購入だと特典のねこ型ステッカー3点も付いてきます。
佐久島は「ねことじいちゃん」のロケ地だけではなく、近年は島のいたる所にアート作品を見ることもできますし、島では美味しい魚介類を調理して出していただけるお店もあります、潮干狩りや海水浴も楽しめます。
次は、観光客の少ないシーズンオフにのんびり行きたいですね。