猫の島「相島(あいのしま)」はどんなところ?
相島は福岡県の玄界灘に浮かぶ小さな島です。福岡市の隣町である新宮町の有人島であり、島の人口は500人ほど。万葉集や日本書紀にも出てくる歴史のある島です。
そんな古くから知られた相島ですが、近年は「猫の島」として有名になり、観光客も増えてきました。アメリカのニュースサイトでは「世界6大猫スポット」、イギリスの新聞ジャパンタイムズでも「野良猫の天国の島」として紹介され、海外からも観光客が訪れています。
相島への行き方
相島は新宮町から船で20分ほどのところにあります。相島渡船場には、JR福工大前駅か、西鉄新宮町駅からコミュニティバスが出ており、どちらのバスも料金は100円です。
都心から行くのであれば、JR九州を使って行くほうが本数も多いので便利でしょう。
相島渡船場には大きな有料駐車場もあります。12時間以内であれば300円なので、車で行くのも良いですね。渡船場に着いたら、切符を買いましょう。
片道切符の料金は大人が460円、子どもが230円です。往復切符はないため、帰りの切符は相島で購入する必要があります。船は2~3時間に1本のペースで出ているので、事前に確認しておきましょう。船に乗り20分ほど揺られると相島に到着です。
相島にはなにがある?
島に到着すると、招き猫が迎えてくれます。
「猫の島」の名にふさわしい、たくさんの猫たちもすぐに見つけることができます。私の印象では、人よりも猫に出会った数のほうが多く感じました。
相島渡船待合所の隣には「島の駅あいのしま」があり、1階には案内所があります。ここでは観光スポットなどの案内を行っています。2階にはゆっくりとくつろげるカフェがあり、船を待つ時間などに利用できます。
おさかなバーガーが絶品
島では新鮮な魚が獲れ、釣りを目的として訪れる人もいます。水揚げされた獲れたての海鮮は、島の食堂やバーガー屋さんなどで食べることができます。丸山食堂では刺身定食や海鮮ちゃんぽんが有名です。私はバーガー屋さんでおさかなバーガーをいただきました。
ちょうど閉店するところだったのですが、看板をじーっと見ている私に気づき「せっかく来たんやから」と、作ってくれたのです。
海と猫を眺めながら食べる新鮮な魚のバーガーは、お腹も心も満たしてくれました。
相島にいる猫たち
散歩をすると、たくさんの猫に出会えます。島には約100匹の猫がいると言われていますが、猫たちは人間を怖がることなく近寄ってきます。
写真を撮っていると、次から次に猫が集まってくるのです。まさに猫天国です。島の人が猫にご飯をあげている姿もみられ、人と猫が共存する温かい島だということが感じられました。
まとめ
相島は、都心からほんの少し離れた場所にあるとは思えないほど、ゆっくりとした時間が流れる猫の島です。綺麗な海と、新鮮で美味しい海鮮、優しい心遣いに、自由気ままな猫。それらは心を癒し、疲れを一掃してくれます。
きっと、たくさんの猫たちがあなたとの出会いを持っていますよ。