宮城県の猫島とは
- 宮城県北東部石巻市にある田代島という所
- 11.5kmの小さな離島
- 住民の数よりも猫の数が多い
- 今では人気観光スポット
宮城県にある猫島は、田代島という今も雄大な自然が残る島の事を指します。宮城県北東部石巻市にある周囲11.5kmの小さな離島で、住民の数よりも猫の数が多いのです。
近年メディアに猫島として取り上げられた事で注目を集め、それまでほとんど釣り客以外の観光客は訪れることがなかった田代島は、猫に会いにくる人たちでにぎわうようになりました。
海外からのお客さんも多く、今では人気観光スポットの1つとなっているようです。
宮城の猫島に行く方法
猫島である田代島に行くには、石巻港から定期船に乗ります。石巻港から田代島までは、約50分です。天候や風などの影響で船が欠航する場合もありますので、スケジュールには余裕を持って訪れましょう。季節によって運行ダイヤが変更になるので、必ず出発前に確認を行ないましょう。アクセスについての詳細は、コチラ
宮城の猫島に行く時の注意点
また、島を訪れるとたくさんの猫と触れ合うことができますが、下記の注意点があります。
- 猫に食べ物を与えない
- 道路の真ん中では写真を撮らない
- 子猫は見守る
- 住宅の敷地内には入らない
- ゴミは持ち帰る
です。どれも、猫の安全面で重要なポイントです。詳しくは田代島にゃんこ共和国ホームページをご覧ください。
田代島にゃんこ共和国ホームページ
宮城の猫島を襲った震災
震災前の2008年には、それまでは約3200人程度だった観光客の数が、4倍近い約1万2300人に増えました。それにより、田代島の観光面を支援しようと石巻市が乗り出した矢先に、東日本大震災が起きてしまいます。
震災で漁業に甚大な被害が出る
震災による田代島の被害は、とても大きなものでした。漁業が中心となって成り立っていた島ですが、漁に使う物を始めかき養殖の設備、住宅への被害は甚大でした。
宮城県にある猫島「田代島にゃんこ共和国」プロジェクトを始動
田代島は過疎地であり、住民の8割が高齢者という状況の中、復興と再生を考えた時に全面的に公的支援を頼るのではなく、自ら支援者を募る事でやっていこう、という思いが生まれます。 その思いから誕生したのが、「田代島にゃんこ共和国」プロジェクトです。
3ヶ月ほどで目標金額に達する
田代島にゃんこ共和国では、かき養殖の再生を中心とした支援を募り、わずか3ヶ月ほどで目標金額に達します。この支援には猫の世話代も含まれています。
2014年には支援者に向け、返礼の牡蠣発送が始まりました。支援者のおかげで猫達の食事代も充分に確保でき、猫島は今も健在です。
「島のえき」運営
こうした住民の方々の努力で、2016年8月からは「島のえき」の運営も始まっています。島のえきは島を訪れる人達の休憩場所として、また猫グッズや島の海産物を購入できる場所としても楽しむことができます。
看板ネコであるそうた君が待っていますので、田代島を訪れた際は是非、利用したいスポットです。
宮城の猫島にいる猫たち
猫島である田代島にいる猫たちは人懐こく、近づいても触っても逃げることが少ないそうです。島の至る所にいますので、どこにいるか探すのが楽しそうです。きっと隠れていて見逃している猫もいるはずです。
「田代島にゃんフォトコンテスト」を開催
田代島では、そんなネコたちの自由奔放に生きる姿を題材としたフォトコンテスト、「田代島にゃんフォトコンテスト」も開催しています。
全国のどなたでも応募ができるので、田代島を訪れたら参加してみてはいかがでしょうか。
「田代島にゃんフォトコンテスト」の注意点
ただ注意したいのが、写真を撮る為に猫に負担をかける行為を行わないようにする事です。
例えば、猫が止まっている写真を撮りたいが為にご飯を与えてしまったり、猫を執拗に追いかけ回したりといった事は避けたいものです。
猫との時間をゆったりと、お互い安全に楽しむのが、田代島の醍醐味ですから。
まとめ
猫好きならば一度は訪れてみたい「猫島」。田代島では昔から、猫は人間へのご利益を与えてくれる猫神様として、大切にされています。
実際に「猫神社」もある程です。猫を大切にする住民の方たちの思いを踏みにじらないように、楽しみたいものです。田代島での猫との触れ合いを楽しめたら、最高の想い出となる事受け合いです!