猫島とは
のんびりとした海沿いの町に、人と猫とが上手に共存しながら、思い思いに暮らす猫たち。そんな光景を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
猫島とは、そんな猫が沢山住みついた、風情ある島の事を指します。
猫好きなら一度は訪れてみたいこんな場所が、もしかしたらあなたのお住いの近くにもあるかもしれません。ここでは日本全国にある猫島をご紹介します!
神奈川県の猫島 江ノ島(えのしま)
関東地方に住んでいる人ならば、「一度は行ったことがある!」という人が多いのではないでしょうか。実はこの江ノ島は、野良猫の地域猫化がすすんでおり、島の各所で餌場を作って猫に餌を与えたり、避妊手術を受けさせる募金活動を行ったりするなど、盛んな活動がされています。
島のあちこちに、地域の人たちに大切にされている地域猫たちがのんびりと暮らしていますが、同時にこれ以上、野良猫が増えないようにするために、全島に犬や猫を捨てないように訴える看板を設置するなど、積極的な活動がされています。
宮城県の猫島 田代島(たしろじま)
「元祖猫島」といえば、この田代島ではないでしょうか。人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島ともいわれており、現在では島民より猫のほうが数が多く住んでいるといわれているほどです。
田代島ではかつて養蚕が盛んだったため、蚕の天敵であるネズミを駆除してくれる猫がとても大事にされていたのだとか。また猫は海で働く人たちの守り神としても大切にされており、島の中には「猫さん神社」という名前の神社も存在します。
宮城県の猫島・田代島についての記事はこちら↓
「宮城県にある猫島「田代島」の魅力と行き方」
福岡県の猫島 志賀島(しかのしま)
こちらは島と名前がついていますが、実際には陸伝いに行かれる珍しい陸繋島です。場所は博多湾の北部、福岡県福岡市東区に所属しています。3つの集落があるこの島は、海をはさまず、海の中道伝いに陸地で行き来ができるためか、様々な種類の猫たちがいるようです。人を怖がる猫が少ないので、島の人はもちろん、観光客とも積極的に交流できる猫が多いです。
香川県の猫島 佐栁島(さなぎしま)
ウェブ上に「さなぎねこ」と名前をつけられた動画があがっているようなので、この名前を聞いたことがある方も多いかもしれません。お隣の高見島と並んだ二島が猫島という環境で、こちらの佐栁島には香川県多度津港から定期便が1日4便出ていますが、島の中には宿泊施設がないので要注意。
また飲食物を販売している商店は幾つかありますが、日によってはお休みだったり、早仕舞いしたりするお店もあるそうなので、乗船前に用意して行ったほうが良いとのことです。
香川県の猫島・佐栁島ともう一つの猫島についての記事はこちら↓
「香川の猫島2か所への行き方やマナー、おすすめポイント」
滋賀県の猫島 沖島(おきしま)
沖島(または沖ノ島)は琵琶湖の中にあり、日本で唯一の淡水湖に浮かぶ有人島です。1日に10本以上の連絡船が出ている上に、島内には食堂や民宿などもありますので、猫島の中では比較的行きやすい場所かもしれません。
島にはほぼ車がなく、島民の方々は車の代わりに船を所有されているそうです。また、漁業が盛んなため食料も豊富にあります。そのため猫たちにとっては危険が少なく、非常に住みやすい環境なので、数多く生息しているといわれています。
滋賀県の猫島・沖島についての記事はこちら↓
「琵琶湖に浮かぶ猫島「沖島」の魅力とは」
沖縄県の猫島 竹富島(たけとみじま)
沖縄県八重山地方にあるこの島は、石垣島からさらにフェリーで10分ほどの場所にあります。沖縄古来の木造赤瓦の民家や白砂がまかれた道が残っており、また島全体が西表石垣国立公園に指定されているなど、素晴らしい自然環境に囲まれた島です。
沖縄の島の中でも特に猫が多い猫島として、近年その名が知られてきており、温暖な気候と自然に恵まれた島のあちこちで、のんびりと暮らしている猫たちの姿を見ることができます。
沖縄県の猫島・竹富島と他2つの猫島についての記事はこちら↓
「沖縄の猫島3選!触れ合える場所と訪れる時のマナー」
まとめ
日本全国の猫島、いかがでしたでしょうか?猫島はすでにメディアに何度も取りあえげられ有名になった島から、実はこんなところにもといった島まで、ご紹介した島の他にもまだまだあります。
いずれにせよ、どの島でも猫たちがとても大切にされていて、人間とうまく共存している光景は、猫好きならば見ていてホッとできるのではないでしょうか。
しかしこれは、実際に島に住む方々の日々の努力と、ルールがあるからこそです。私たちも猫島にお邪魔した際にはそのルールを守り、島の景色や空気と共にのんびりと楽しみたいものですね。
女性 みるくてぃー
そして猫島は1つだけではなく、全国に何箇所もあるのが凄いなぁと思います。
猫島として知られる前から住民たちと猫が暮らしていたわけですが、猫島として知られるようになり、各地域や海外からも遊びに来る方が増えたそうで、良い面と悪い面もあるそうですが、一度は行ってみたい島の1つです。
それぞれの猫島により違いはあるものの、マナーやルールは同じような感じですよね。
猫島はその島の歴史でもあるのですが、違う目線から捉えると猫の繁殖力の強さも表しています。
地域の人に大事にもされていますが、猫の頭数が多いと怪我や病気にも気付きにくいですし、避妊や去勢は定期的に獣医師が来たり、ボランティアさんが活動していたり、ある猫島では猫のための物資を募集したりしていました。
のびのびした環境で暮らせて良いのか、どうなのかは分からないですが、島の人々だけで対応できない島もありますよね。それは大切にしているようで無責任でもあるのかな?なんて思ったり。
ボランティアさんなどの努力があってこそだと思っています。
猫島だけでなく、うさき島なども最近は紹介されていますね。
一度は行ってみたいです!