猫さま定番の『夜の大運動会』はあまり行われないお嬢。大抵の場合、下僕とともに寝床へ入られるのですが、昼間に遊びたりなかった日や何故か無駄にテンションが高い日は『わざと』下僕が寝床に入ったことを確認してから、遊びに誘ってくださるのです。
そして下僕が寝転んだまま遊ぶことは絶対に許されず、何とか寝室から出そうと画策されるのです。寒い季節…温まった布団とこちらを凝視するお嬢…『お嬢、今日のところはもう一緒に休みませんか…?』縋るようにそう声を掛けると…。
寝室の外から聞こえる『バタンッ…カシャカシャカシャカシャ…』という音。そして温まった毛布を何とか振り切り、様子を見に行くと『閉じ込められているのよ(´・ω・`)』と演技をするお嬢。そしてドアを開けると…‥…━━ε=ヘ(*`゚ω´)ノヨシキタッ 荒ぶるお嬢…わかっていても、頬を緩ませてしまう下僕なのでした。
作者:のの
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