1.猫は興味のある物への記憶力がいい!
人の記憶はそれぞれ違いがあると思いますが、猫に限っては、ほぼ同じ記憶能力の癖があります。
単純に、猫の記憶に長く残るのは「楽しいこと」「嬉しいこと」「嫌なこと」「苦手なこと」です。記憶に残らないのは「興味がないこと」です。
猫がどうでもいいと思えるようなことは、記憶からすぐ消えてしまうようです。興味がある記憶は、凄まじい能力を発揮する場合もあります。
猫の記憶能力は、短期記憶と長期記憶に分けられます。猫が忘れやすいと言われるのは、猫が短期能力型だからなのです。
ただ、猫が忘れっぽいと言われる反面、実は猫の短期記憶は、人間の20倍もあると言います。猫の記憶力は人並み以上に優れていると言えます。
しかし、時間が経てば経つほど、忘れやすいとも言えるでしょう。
記憶と言うものは、短期記憶を繰り返して長期記憶を定着させることができます。猫の場合、短期記憶は優れていますが、一度記憶を消去すると忘れやすいのでしょう。
しかし、何度も繰り返して行動すれば長期記憶として残りやすくなります。隠したものを見つけるのは、同じ場所にあることが多いからなのではないでしょうか?
遊んでいた場所の記憶からおもちゃを見つけたり、飼い主が食事する場所に、食べ物が落ちていた記憶が残っていたりすると、同じ行動を繰り返して定着させるのでしょう。
2.探偵なみの猫の臭覚で探し物を見つけ出す
隠したものを見つけ出す方法は匂いなのでしょう。自分の匂いのついたものを見つけるのは簡単なのです。食べ物を隠しても、見つけてしまうのは猫の鼻が優れていることからなのです。
猫の臭覚が優れていることを知っていますか?犬の臭覚ほどには至りませんが、猫も人間よりも何十万倍の臭覚をもっていると言われています。
猫が匂いに敏感と言われるのは、視力よりも臭覚の方が、確実さを求められるからなのです。
他にも猫の鼻の役割は、味の善し悪しの判断や、飼い主や仲間を見つけるのに必要なのです。視力があまりよくないので、匂いで探りながら行動しているのでしょう。
3.探し物を見つけるまで諦めない猫の意地
猫の執着心
食べ物の恨みは怖いとよく言いますが、どうやら猫にもありそうです。猫の食べ物に対する執着心は、かなりの強さがあります。
「あの味が忘れられない」、「絶対見つけだす」と言う風に思ってしまうのです。猫にスイッチが入ってしまうと、確実に取れない場所に隠すしかない、と言えるでしょう。
疲れるまでは諦めない
猫の意地の強さは、どこでストップがかかるのでしょう?きっと体力の限界までやり続ける、意地の強さがあるようです。もしくは、他に興味をもったら諦めてくれるのでしょう。
猫は好きなものを隠されても、怒ることはありません。反対に興味を持ってしまうのです。あれば無視するのに、隠すと気になるのが猫なのでしょう。
愛猫が探し物を見つけてくれたエピソード
猫は、飼い主の気持ちや言葉が通じるようです。例えば、猫に興味がないものだと探そうとはしませんよね。もしこれが、飼い主のためにやっているとしたら凄くないですか?
こんな例があります。猫と遊んでいたおもちゃが日に日になくなってしまいました。数えれば7個ほどです。
遊ぶおもちゃがなくなり、遊ぶことができなくなっています。すると猫は全てのおもちゃを集めてきたのです。
きっと飼い主の「おもちゃがない」気持ちと、猫の「遊びたい」気持ちが通じあったのでしょう。これは、私の猫にあった実話です。
まとめ
猫はなぜ隠したものが見つけられるのかをご紹介いたしました。こう思うと、猫は不思議な部分があると思いませんか?
隠してもすぐに見つけてしまったり、意地でも見つけ出したり、猫の面白い心理ですね。
隠しても見つけられる場合は、隠し場所を変えるか、猫にとって嫌な記憶にすりかえるのがいいかも知れませんね。
もし無くし物を探してほしいときは、お願いしてみてはいかがでしょうか?