猫が大人と言われる年齢
猫の年齢ではいつから大人になる?
猫の年齢で言うと、1歳からを成猫と言います。猫は人間よりも早く歳をとるので、人間で言うと17歳にあたるそうです。
猫が幼少期から子猫時代を経て、1年後には成猫と言われるのですが、大人と言うとまだまだ若い気もしますよね。
1歳頃から体重も落ち着き、体格も成猫と同じ大きさになるそうです。この頃から、食事も子猫用から成猫用に切り替える時期になります。
大人になると性格も変わる?
子猫時代の猫は、とにかくやんちゃで好奇心も旺盛です。飼い主的には「落ち着く日はくるのだろうか?」と思うこともあるのです。
もちろん、猫も手がかかるような行動から、次第に落ち着きを見せ始めます。それは猫の個体差にもよると思いますが、私の経験上、とにかくやんちゃだった猫が落ち着きを見せてくれたのは、2歳を過ぎた頃です。
1歳から成猫と言われても、猫が完全に大人と言われるのは3歳までなのかも知れません。3歳にもなると、もう立派な大人として見られると思います。
中にはもっと早くから落ち着いたり、反対に未だにやんちゃな猫もいたりするので、環境なども関係あるかも知れませんね。
子猫に必要なこと
いろんな経験をさせる
猫が大人になるまでに、子猫のうちからいろんな経験をさせておくのが大切なようです。
右も左もわからない猫は、心もオープン時期で感受性が豊かなので、この頃に慣れさせたり、覚えさせたりすると、猫にとっても良いと言われています。
例えば、人間や動物に慣れさせる、爪切り·シャンプー·歯磨きを慣れさせる、人間に触られることに慣れさせる、病院など外出に慣れさせるなど、経験豊富にしてあげておくと良いのです。
しつけを覚えさせる
猫のしつけは、生後2週目くらいから始めると良いそうです。猫の生後2週目から7週目は社会化期と言われ、しつけやすい時期にもなります。
猫のしつけは、トイレ、遊び、爪とぎ、噛みグセなどがメインになります。しつけの中でも、トイレの場所や砂をかけるのをすぐにできる猫と、根気強く教えないといけない猫がいます。
まずはにおいを付けることと、緊張を解してあげるようにしましょう。
また、噛みグセもこのときにしっかりしつけておけば、噛む力加減がわかるようになり、飼い主に噛み付いても甘噛み程度です。
猫の避妊·去勢手術
猫の避妊手術は最初の発情期を向かえる前に、猫の避妊·去勢手術をしておくと良いでしょう。
猫の体格や体重で時期もありますが、6か月くらいから避妊·去勢手術を始めることができます。避妊手術をすることで、猫の病気やストレスのリスクを減らすことに繋がります。
猫が発情期を一度でも経験すると、手術後もマーキングなどの行動が見られることがあります。
良いことと悪いことを理解させる
子猫時代にしつけの一貫として、良いことと悪いことを覚えさせます。猫のしつけは根気がいることです。なぜなら、猫の本能や習性が邪魔して、何度教えても繰り返します。
子猫時代にしつけをしなかったり、途中で諦めてしまったりすると、成猫になっても手がかかってしまいます。
爪とぎ場所以外で爪とぎ、立入禁止の場所に入る、危険な物に触れる、誤飲などを「ダメ」と理解させておく必要があります。
良いことをしたらたっぷり褒める、悪いことをしたら「嫌なことが起こる」と理解させるように、どちらも現行犯で行うようにしましょう。
まとめ
猫が大人と言われる年齢は1歳ですが、立派な一人前と言えるのは3歳頃までです。私の家の猫は、オス猫ですが体も小さい方だと思います。
猫は3匹いて、後輩だけど子猫のときから大きかった子がいます。見た目では、いつまでも小さくて「成猫になったな」と感じるのも2歳くらいだったと思います。3匹いてもそれぞれ性格が違い、子猫時代を思い返すと、慣れさせることや経験が少なかったのかも知れません。
大人になるまでの子猫のうちに必要なことをしておかないと、後々左右されることになるのですね。