還暦とは?
60歳を「還暦」と言いますが、詳しい意味までは分からない方もいらっしゃると思います。還暦とは60年生きて、干支と十干が「生まれた年に戻る」「還る(かえる)」年のことです。
干支は「子・丑・寅・卯・辰・午・未・申・酉・戌・亥」で一回りすると12年なイメージなのですが、十干が10種類あり「甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戌(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じ)・癸(き)」です。
これらの2組を組合せが一巡りするのが、12と10の最大公倍数である「60年」で還暦を迎えるという訳なのです。
還暦のお祝いは鎌倉時代頃からあり、当時は60歳は長寿であったのでめでたいということでお祝いをされていましたが、現在60歳といえばまだまだ現役でもあるので「これからも長生きしてほしい」「日頃の感謝を込めて」お祝いされています。
還暦には、生まれたときに一巡りして還ることで「赤ちゃんに還る」ということで、「赤ちゃん=赤いちゃんちゃんこを着る」というダジャレから、ちゃんちゃんこをプレゼントしたり赤いものを贈物として渡したりすることが多くなっています。
猫の還暦はいつ?
還暦は60歳を迎えた男女のお祝いでありますが、猫や犬などの動物にもあります。ちなみに大型犬なら8歳あたりなのですが、小型犬や猫は11歳頃だと言われています。
この年齢を人間に換算すると、ちょうど62〜64歳くらいにあたるので人間の還暦と同じくらいでしょう。
猫の還暦はどうお祝いする?
猫の還暦には、家族でお祝いをしてあげたいですよね。還暦にできることについてご紹介します。
1.赤にまつわる贈物をする
還暦を迎える猫には、赤にまつわるものを贈るのがおすすめです。
例えば、
- 赤い首輪
- 赤いおもちゃ
などがおすすめです。安全で猫が喜んでくれるものを選んでプレゼントしてあげましょう。
2.赤いアイテムと記念撮影
人間と同じで、赤いちゃんちゃんこを着せてあげるのも良いでしょう。
無理をさせるのはいけませんが、赤いバンダナなどで代用しても良さそうです。赤色で召したら家族で記念に撮影してみましょう。
3.赤にまつわる食べ物を与える
猫の還暦には「食べ物」でお祝いするのもありでしょう。例えば、赤色の縁起の良い食べ物としては「小豆」がおすすめ。
食べさせすぎは良くありませんので、少量にする等注意が必要ですが、猫用のミルクと煮立てて「スープ」を作ったりすることなどができるでしょう。
くれぐれもあんこは与えないようにして、味付けは、猫の体によくありませんので与えないようにしてくださいね。
猫の長寿のために必要なこと
還暦を迎えた猫には、これからも長生きしてほしいですよね。では、猫がこれからも健康で長寿になってもらうためにはどうすれば良いのでしょうか。
できることについてご紹介します。
ストレスを抱えさせない
猫にとってストレスは寿命を短くさせてしまう原因にもなります。日頃から寂しくないようにコミュニケーションをとったり、遊んであげたりするなどということは忘れないようにしてあげましょう。
運動を適度にさせてあげる
猫に運動をさせてあげることは、ストレス発散になったり、食べ物の消化促進効果もあったりするのでおすすめです。一緒におもちゃを使って適度に遊んであげましょう。
きちんとしたお世話
猫が幸せだなと感じながら長生きさせてあげるには、きちんとしたお世話が大切です。
例えば、
- 餌はお皿をきちんと変えて不衛生にならないようにする
- 飲み水はいつもキレイにしておく
- トイレはいつも清潔に保っておく
などがあげられます。猫はきちんとしたお世話をしてもらえることで、ストレスを軽減し長生きしてくれるでしょう。
まとめ
人間は60歳で還暦ですが、猫の還暦はおおよそ「11歳頃」です。猫の還暦には、赤にまつわるものを贈物として渡してあげたり、赤い食べ物を出してあげたりするなどがおすすめです。