猫がゴロゴロ言ってくれないのはなぜ!?考えられる理由

猫がゴロゴロ言ってくれないのはなぜ!?考えられる理由

猫がゴロゴロと鳴いているととてもかわいらしいですが、ゴロゴロ言わない場合があります。体調が影響していることもあれば、環境や猫の気分など理由は様々です。猫がゴロゴロ言わない理由はどのようなものがあるのでしょうか。理由と猫の気持ちをご紹介します。

猫がゴロゴロ言わない理由

横顔を見せている猫

音が小さくてゴロゴロ言わないと思われている

ゴロゴロ言わない猫だなと思っていても、それはただ音が小さいだけかもしれません。うれしそうな顔をしてリラックスしているのにゴロゴロ言わないと思ったら、猫に近づいて耳を澄ましてみてください。

もともとゴロゴロ言わない猫

猫はゴロゴロ言う生き物だということは多くの方が知っていることだと思いますが、ゴロゴロ言わない猫もいます。ゴロゴロ音はうれしさを表現しているとされていますが、言わないからと言って決してうれしくないというわけではありません。他の方法でうれしさを伝えてくれているはずです。

甘える経験がないからゴロゴロ言わない

猫がゴロゴロ言うのは、子猫から母猫に「信頼」と「甘え」を伝えているといわれています。母猫と離れるのが早かった子猫で、甘える経験をほとんどしていないとゴロゴロ言わないようです。

大人になったからゴロゴロ言わない

子猫がお乳を飲んでいるときなど、子猫が母猫に対してゴロゴロと鳴くことが多いため、ゴロゴロ鳴くのは子猫時代の名残と言われています。母猫のもとで成長して、きちんと親離れできた猫はゴロゴロ言わないようです。大人になり感情が安定したということなのでしょう。

避妊去勢手術をしたからゴロゴロ言わない

避妊去勢手術をしたあとに、ゴロゴロ音が小さくなったり、ゴロゴロ言わないようになった猫がいます。もともとゴロゴロ音が小さい猫は避妊去勢手術の後にゴロゴロ言わなくなってしまうこともあるようです。ホルモンバランスの変化が影響していると考えられています。

病気や環境によってゴロゴロ言わない

ゴロゴロ言わないときに元気もなくいつもと違うと感じたら、病気やストレスがあるかもしれません。体重、食欲、便や尿の状態などを確認し、いつもと違うことがあれば動物病院を受診しましょう。

シニア猫は老化によって喉をゴロゴロ鳴らせなくなることがあります。また、猫は環境の変化にとても敏感な生き物です。部屋の温度、ご飯の種類や食器が変わった、トイレの場所が変わったなど、ちょっとしたことがストレスの原因や、リラックスできない理由になってしまいます。

注意したいのは、猫は体調が悪い時にもゴロゴロ鳴くということです。ゴロゴロ音の有無だけではなく、いつもの様子と比べて体調が悪いのかそうではないのかを見ることが必要です。

猫がゴロゴロ言わない時の気持ち

ゴロゴロ言わない猫

猫がゴロゴロ言わない時の気持ち「なで方が好みじゃない」

猫がゴロゴロ言うときと、言わないときがある場合、もしかするとなで方が原因かもしれません。猫によってなでられてうれしい場所が異なります。

さらにそのときの気持ちで、なでて欲しい場所やしてほしいなで方が変わることもあります。猫の表情を見てどこをなでて欲しいのか探ってみると、ゴロゴロ鳴いてうれしさを伝えてくれるかもしれません。

猫がゴロゴロ言わない時の気持ち「緊張している」

病気などで痛みを我慢したり、部屋の環境の変化を感じたりしているときは、緊張しているのかもしれません。

緊張でゴロゴロ言わないときは、お腹を下にして丸く座ったり、耳が後ろを向いていたりとサインを送っていることがあります。

猫がゴロゴロ言わない時の気持ち「環境に慣れた」

緊張している様子もなく、いつもと変わらないのに、ゴロゴロ言わないときは、環境に慣れただけの場合もあります。

例えば、猫を迎え入れたばかりは、なでてあげたり、一緒に布団に入ったりするとゴロゴロと鳴いていたのに、しばらくしたらゴロゴロ言わなくなったということがあります。

飼い主さんとしては少しさみしく感じるかもしれませんが、猫が家に慣れてくれたという面では安心できるのではないでしょうか。

ゴロゴロ言わない猫でも愛情表現している

クッションと猫

猫がゴロゴロと鳴くのは、子猫から母猫に満足感や信頼を伝えていた名残と言われています。

ゴロゴロ言わないからと言って、猫が飼い主さんのことを信頼していないということではありません。しっぽをピンと立てている、飼い主さんの目を見てゆっくり瞬きする、お腹を見せるなどの行動で愛情を伝えてくれているはずです。

まとめ

ゴロゴロ言わないで寝ている猫

「猫はうれしいとゴロゴロ鳴く」というのは猫の特徴として知られていることの一つではないでしょうか。

子猫の頃の名残とされ、愛情表現の鳴き方です。しかし、猫がゴロゴロ言わないこともあります。ゴロゴロの音が小さい、元々ゴロゴロ言わない、大人になったからゴロゴロ言わない猫などです。このような問題のない理由もあれば、病気やストレスが原因の場合もあります。

病気による体調不良やストレスで緊張状態にあるとゴロゴロ言わないことがあるのです。そんなときは、他にも緊張のサインを送っていることがあるので、普段と違う様子があれば病院を受診しましょう。

猫がゴロゴロ言わない理由や気持ちはいろいろありますが、その他の様子と合わせて、猫がどういう状況なのかを考えてあげましょう。

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