猫のゴロゴロの仕組み
猫のゴロゴロの仕組みは解明されていない
「猫のゴロゴロの仕組みがどこからきているのか、どうやってゴロゴロ言うのか」という疑問には現在いくつかの仮説があるようですが確実に解明はされていません。
猫のゴロゴロという音は知らなければビックリするかもしれませ。しかし非常に穏やかで規則的なゴロゴロの音は、猫の身体より撫でている手へと伝道し不思議な気持ちにさせてくれます。
猫がゴロゴロ言っているので嬉しいなと思いながら近くに顔を寄せると、猫のゴロゴロいう音がなくなることもあります。実に不思議です。
猫のゴロゴロの仕組みの憶測
1.大きな血管の血流が反響しているという説
2.喉頭説
3.喉頭筋と声帯と空気の関連説
ゴロゴロの音の仕組みはまだはっきりとは解明されていません。猫のゴロゴロの周波数は25~150ヘルツくらいで、20〜50ヘルツくらいの低周波は副交感神経を優位にさせリラックス効果をもたらすといわれています。
なのでゴロゴロ音を聞くことで人もリラックスすることができるのです。そして猫のゴロゴロ音の周波数は骨折の回復にも一役買ってくれることがわかっているようです。ゴロゴロ音の仕組みが骨自体に刺激を与えたり、生体自体の新陳代謝を活発にしたりする働きを持っているようです。
猫は骨折をしても他の動物の、約3倍のスピードで治ると言われているのは、このゴロゴロという、音の周波数が快復能力を持っているためなのかもしれません。
そして猫自身の健康だけではなく、相対する他の動物や飼い主にも同じようにセラピー効果があるそうです。素晴らしいゴロゴロの仕組みですね。
猫がゴロゴロいう心理
一生涯ゴロゴロ言わない猫もいるようですし、小さな音でゴロゴロいう猫もいます。ゴロゴロを鳴らすには様々な理由と種類があるようです。
1.幸せ
- リラックス時
- 喜んでいるとき
飼い主が顎を撫でた時に猫がゴロゴロいう仕組みは、猫がリラックスをして幸せを感じているからだと思われます。猫を撫でていて、ゴロンと横になり寝る体勢が整った後にゴロゴロ言ってもらえると嬉しくなりますよね。
この時のゴロゴロの仕組みは鼻が詰まっているような中低音で気持ちよく響いてくるゴロゴロ音です。
2.母猫と子猫とのコミュニケーション
母猫と子猫の間など親子でお互いの存在を確認し合う意味でゴロゴロと言い合う事があります。
この親子間のゴロゴロには幸せな時のゴロゴロと同じ効果があります。
飼い主にゴロゴロする場合は、猫が飼い主との親子関係を築いている、もしくは築きたいと考えていると思われます。
中にはゴロゴロ音がうるさいと思われる飼い主の方もいらっしゃるかと思いますが、是非とも納得がいくまで、しっかりと愛猫にゴロゴロさせてあげてくださいね。
3.苦しい・病気
- 苦しい時
- 死ぬ間際
猫の身体が病気などで苦しい時、怪我をした時にゴロゴロという事があり、幸せなゴロゴロの仕組みと違いは、状況に応じて飼い主は見極める必要があります。
周波数の関係だそうですが、幸せのゴロゴロより、苦しいゴロゴロは低めの音になります。
猫のゴロゴロには神経伝達物質が関連していると考えられているそうですので、これにより鎮痛などにかかわる物質を放出させているのではないかと考えられています。
4.要求
猫が何かしてほしい時にもゴロゴロ鳴らす事があります。「ウーン」という甘えた声とともに一緒に聞こえてくる事も多いようです。
5.寂しい
いつもゴロゴロいわない猫がゴロゴロという場合は、寂しさを表現しているのかもしれません。
旅行から帰ってきた後、一匹で留守番をさせた後など、ゴロゴロという時は寂しさからゴロゴロ言っている可能性があります。
まとめ
猫がゴロゴロいう仕組みは謎だらけ!3つの憶測についてお話をさせていただきました。
我が家の愛猫は、朝、私を起こしにくるのを日課にしております。
飽きっぽい猫の性格からくるのでしょうが、数週間で起こし方に変化があらわれます。最近は腕に寝て、ゴロゴロという音を出すようになりました。
このように、飽きずにこれからもずっとゴロゴロしてくれると良いなと思いました。
猫のゴロゴロの仕組みを知り、ゴロゴロを楽しく発してもらい、愛猫も飼い主自身もますます健康になりたいですね。