1. 太陽の位置から分かる
猫にアクシデントがあり、家から遠い所ではぐれてしまっても戻って来れる例が多く伝えられています。昔から何もない砂漠でも、太陽や星の位置で東西南北を人間も知ったように、野生動物たちも太陽を利用していると考えられます。
いつもいる場所の太陽位置を標準と考えると、違う場所では身体の中ではズレと意識をします。その身体の中のズレを猫の中での正常値に戻そうと修正をしていきます。この行動が物事の時間を計れる猫、すなわち時間感覚が正確であるという結果になるのです。
2. 単独行動者は自分自身だけが頼り
猫は集団行動をしない動物であったので、食事のための狩りも身を守るのも自分だけが頼りでした。そのために、遺伝子レベルで体内時計が優れているとも言われています。狩りをする動物の行動パターンも関係してくるでしょう。
3. 猫の食事が影響している
近年の研究で、時間栄養学にはタンパク質が影響している事が分かっています。完全な肉食である猫は、ほぼタンパク質中心の食事であるために、体内時計が正確なのではないかと言われています。
身体は食べた物で作られると言われていますが、雑食である犬や人間があまり正確な体内時計を持っていないのも仕方無い事なのですね。
4. 生物が持つ体内時計
猫だけでなく生物は太陽の光の入らない場所でも、24時間という周期を体内で感じられるそうです。渡り鳥などの季節単位や「一番鶏が朝に鳴く」など様々な時間的区分で表現されているのは、よく知られていますね。
ただし、生き物の時間的な時計を体内に内蔵している仕組みは具体的に解明はされていはいません。
まとめ
今日のねこちゃんより:シンバ♂ / マンチカン / 3kg
猫は時計が読める?体内時計が正確な理由4つについてお伝えいたしました。猫だけではなく動物や植物、そして昆虫などにも不思議な事が多いですよね。
第六感もこのような感覚の名残と言います。頼らなくてよくなった人間の生活が便利になったのか、いつまでも感を失わない猫が素晴らしいのか何とも分からないですね。