猫の足の仕組み
猫の足は全体的にちっちゃくてモコモコの毛に覆われており、足の裏には可愛らしい肉球があります。表面は顆粒(かりゅう)状になっており、外側は角質層が厚くなったもので覆われていて角質層の下部は、脂肪を含んだ弾性線維が網目状になっているそうです。
各部分の呼び名は
- 爪
- 指球趾球(人でいう人差し指から小指)
- 掌球/足底球(人でいう掌)
- 狼爪(人でいう親指)
- 手根球(人には無い。前足にだけある)
となっています。
猫の足で走る、飛ぶ、降りる
猫が走って曲がり角を曲がるときなどには、肉球がストッパーの役目を果たします。また、体のバネを使って、しなやかに素早く足を動かすことによって早く、細やかな走りができます。高いところへジャンプするときにも猫の足は大活躍します。
自分の何倍もある高い所へ登るときにはジャンプしたあと、後ろ足で壁を蹴って登ります。そのとき少しくらい距離が足りなくても鋭く尖った爪を引っ掛けて登ることができます。このように猫は高いところへ登ることは得意な反面、高い所から降りるのは苦手で大抵は飛び降ります。このときも、地面に着地をする前に足の指は全開で空気抵抗を多くして、着地時には肉球が衝撃を吸収、分散することで大きなけがもなく降りることができます。
猫の足は汗をかく,匂いを出す
猫は犬と比べ、汗をかく場所が限られています。それは鼻と肉球です。と言っても、猫が歩くと床がベチャベチャになるということはなく、緊張や興奮した時だけに汗をかきます。また、猫は爪をよく研ぎますがこれは古い爪を剝がし新しい爪にする目的があります。他にも爪を研いだ場所に肉級から出る匂いを付けることによって、自分の縄張りを他の猫へ主張するためのツールでもあります。
猫の足は癒しのアイテム
猫の足だけの写真集が出るほど、猫の足は人間には魅力的なようです。かく言う私も、我が家の猫たちの足を見ているとなんだか心がほっこりとしてきます。また、毛布や柔らかいクッションなどを前足でふみふみとすることもあります。これは、赤ちゃんのときの名残で母猫のおっぱいを揉む仕草。安心しているときや飼い主さんに甘えたいときなどにすることが多いです。
猫の足で毛繕い
猫は主にざらざらとした舌で体を舐めてグルーミングをします。そのとき、舌が届かない顔などは、手をなめ、なめた手で顔を洗います。「猫が顔を洗うと雨が降る」という言葉がありますが、猫は天気予報士ではないので本当のところ、分かるわけがないのですが湿度が高いとき、不快感をぬぐうために顔を洗っていると聞いたことがあります。あながち嘘ではないかもしれません。
まとめ
最近では、猫の肉球の匂いハンドクリームというものもあるらしく、嗅いだことはありませんが肉球ブームに乗っかって私も今度購入してみようかと思います。
いかがでしたでしょうか、猫の足についておわかりいただけましたでしょうか。
皆様のお役に立てれば幸いです。