猫の避妊・去勢手術をしない理由は?よくある4つの理由

猫の避妊・去勢手術をしない理由は?よくある4つの理由

最近では猫の避妊去勢の必要性について、雑誌やテレビなどで発信されています。ただ、まだまだその数は少ないのではないでしょうか。避妊去勢をしていない理由は多々あると思いますが、猫の体調管理にも実施した方が断然いいのです。その理由をいくつか述べてみたいと思います。

808view

SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

なぜ避妊去勢が必要なのか?

やっと最近になって、猫の避妊去勢がなぜ必要なのかいろいろなところで言われ始めました。

我が家の猫たちは以前からすべて実施していますが、家庭猫で実施していない所もたくさんあるようです。

避妊去勢手術を実施しない理由

まず、過去猫を飼っている方に避妊去勢をしていない理由を聞く機会がありました。

1.家の中だけで飼っているので、外には出ないから大丈夫。
2.手術をさせるのがかわいそうだから。
3.手術にお金がかかるから。
4.そういうことに全く関心がない・・・等々

大体このような理由が多いと思います。

外には出ないからしない

ただ、1の外には出ないからと言っても、ドアや窓の隙間から出てしまうこともあるのです。過去、そういうケースで、自宅に戻って来た時にお腹が大きくなっていた猫もいました。家の猫は絶対外に出ないから大丈夫とは、決して言えないのです。

手術はかわいそう

2のかわいそうは、感覚としては理解できますが、手術といっても長時間かからず、安全に終了できるように配慮したうえでで行います。

傷口も小さくそれまでの体調に問題がなければ、朝預けて夕方には家に帰れる場合もあります。傷口を舐めないように暫くはエリザベスカラーが必要ですが、それも短期間で済みます。

ケージの中でカラーを付けている
カラーを付けている

病院によってはそのカラーも必要なく剥がれにくい術後のテープを患部に貼って、4~5日後にそれを剥がして済むこともあります。

お金がかかる

3はもちろん手術代はかかります。地域や病院によってその費用は一定ではなく、少し差があったりします。

ただ、全ての自治体でとは言えませんが中にはその費用の一部を負担してくれるところもあります。ただ保護施設から引き取った場合が多いと思いますが、そんな方は一度調べてみてもいいのではないでしょうか。

避妊去勢手術に関心が無い

それ以外に全く関心がない方もいるかもしれませんが、家で飼育している以上は責任があると思います。猫の体調管理にも飼い主は気を付けないといけません。

避妊去勢をしていないとシニアに近づくにつれて生殖器系の病気になる確率が増えてきます。また、発情期の鳴き声やマーキング行動、ストレスなどがあります。さまざまな予防の意味でも避妊去勢は必要です。

避妊去勢をしてのデメリット

強いてあげるなら手術をしたことでホルモンのバランスの影響で多少太りやすくなります。肥満は健康にも良くないので、術後は毎日のフードを避妊去勢後に与えるカロリーが押さえてあるフードが発売されていますので、そういうものに変えていってもいいと思います。

まとめ

2匹で遊んでいる

最近では、最初に飼っていた猫に避妊去勢をせずに、次々に増えていってとうとう自宅では飼えなくなるくらいに頭数が増えてしまうという、猫の多頭飼育崩壊が増えています。

キチンと飼い始めの1匹や2匹の時に実施していれば、その数は増えてはいかないのです。自分で飼えなくなるまで増えてしまったかわいそうな猫たちを生み出さないように、生殖器系の病気の予防のために避妊去勢を必ず実施してほしいと思います。

スポンサーリンク