抜歯
まだ乳歯の段階で不正咬合が見つかった場合は、抜歯をして対策を行うことがあります。犬歯が舌の方に向かって傾いている場合や、下顎が短すぎる場合、乳歯が抜けずに残ってしまう乳歯遺存などが確認された場合は、抜歯をしないと永久歯に影響が出てきます。
子猫が生後4~6週を迎えた頃に顎の長さを、生後4~6ヶ月頃に乳歯が残っていないかを確認すると良いでしょう。心配な場合は動物病院へ行って、きちんとチェックを受けましょう。
矯正
全て永久歯に生え変わった後に不正咬合が見つかった場合、矯正を行うことも。不正咬合によって猫が苦痛を感じている場合は、矯正を行った方が良いでしょう。
矯正は動物病院で行なって貰いますが、全ての病院が対応している訳ではありませんので、対応している病院を、探す必要があります。
個性と受け入れる
たとえ不正咬合があったとしても、それが猫の生活に影響を及ぼすほどではない場合、猫の個性として受け入れると良いでしょう。
生活に支障がない場合は無理に治療を施す必要がない場合もあります。特に生活に問題がないのに、外見上の問題から矯正などを動物病院に依頼しても、断られるケースもまれにあります。まずは、動物病院で相談してみましょう。
口腔ケア
口腔ケアはどの猫でも必要ですが、不正咬合がある場合、よりケアには気を使ってあげましょう。マメに歯磨きをすると、歯周病などが防げるでしょう。
歯ブラシを使った歯磨きがベストですが、難しい場合はペット用の歯磨きティッシュや古くなったTシャツなどを小さくカットしたもので、ネバネバしたものを拭き取ってあげましょう。
口の中の様子に注意を払う
定期的に獣医師による健診を受けるなどして、口の中の状態をチェックしましょう。もちろん口の中だけではなく、全身診て貰えば、健康状態のチェックや病気の早期発見にも繋がります。
まとめ
今日のねこちゃんより:るな / ♀ / ロシアンブルー / 0kg
たとえ歯並びが悪くても、可愛い猫なのに変わりはありません。もちろん生活に影響がある場合は対処する必要がありますが、そうでなければ可愛い猫の個性として、受け入れてあげましょう。