猫に目薬はどんなときに必要なの?
猫に目薬をさすのは日常的なことではありませんよね。では、どのような場合に目薬が必要になるのでしょうか。
結膜炎
猫の目の病気のなかでもなりやすいのが結膜炎です。ほこりやウイルス感染などで簡単に引き起こされ、充血や目の腫れ、目ヤニ、かゆみなどがでてしまうのが特徴です。
角膜炎
喧嘩や異物が入ってしまうことで、目の表面の角膜が傷ついて起こる病気です。目ヤニだけでなく、痛みがあったり炎症を起こすと白く濁ってしまうこともあるので早めの治療が必要です。
眼瞼炎
猫の瞼などが炎症を起こし、ただれたり赤く充血をしてしまう病気。これは結膜炎などの目のトラブルが悪化をすることが原因で併発をしてしまうこともあります。
目薬を猫に上手にさすコツ
前述のような目の病気になり、動物病院で目薬を処方してもらったとき「どうやってさそう」と悩んでしまうともありますよね。目に刺さりそうで怖いし、猫だってものすごく嫌がるし!
そんなときにできる目薬を上手にさすコツについてご紹介させていただきます。
まずはリラックスさせよう
猫は目薬の容器を見ただけでも嫌がって逃げてしまうこともあります。
そのような目薬が苦手な猫ちゃんにはまず目薬を隠してスキンシップをとって落ち着かせることからはじめましょう。
猫の顔を上に向かせよう
猫はこの地点で逃げようとしてしまうこともあるのですが、少し顎をもちあげるようにして上を向くように飼い主さんが誘導をしましょう。
やり直しをしてしまったりすると怖がってしまうこともあるので素早く手際よく済ませることがポイントです。
目薬は後ろから!
猫は目薬を見るだけでも恐怖心を抱いてしまうことがあります。
そんな猫におすすめなのが目薬を後ろの方からさすことです。後ろからであれば、猫も目薬を見ずにすぐに済ませれますので比較的簡単に行なうことができます。
猫に目薬をさす手順について
前述を踏まえて猫に目薬をさす手順についてご紹介させていただきます。
まず猫をリラックスさせる場所は目薬のさしやすい「テーブル」などがおすすめです。床やテーブルに座らせてリラックスをさせましょう。
そして後ろから体を使って猫を優しく固定し左手で顎を上向き加減に調整します。
最後に、右手で目薬を素早くさします。
「痛くないかな?」などと考えているとてこずってしまい、失敗をしてしまうこともあります。猫になるべくストレスをかけてしまうことがないようにするためにも優しく手際よく進めてあげてください。
どうしても猫に目薬がさせないときは?
猫に目薬をさそうとしても暴れてしまったり逃げられてしまってどうしても目薬がさせないときもありますよね。そんなときの最終手段としてできる方法についてご紹介させていただきます。
二人で取り組む
一人ではなかなか難しい目薬も二人で取り組むことでスムーズに目薬がさせるようになります。
一人は猫が逃げてしまわないように優しく固定し、もう一人が後ろから目薬をさすというようにしてみてください。
タオルケットなどに包む
猫は暴れてしまうとなかなか目薬をさせませんよね。
そのようなときには暴れて飼い主さんが怪我をしてしまわないようにするためにも体をブランケットやタオルケットで包み、洗濯バサミで止めるなどするのがおすすめです。
猫も狭い場所だと比較的落ち着くので安静になってくれますよ。
まとめ
猫が結膜炎や眼瞼炎などになって目薬をささないといけないとなれば、飼い主さんも緊張してしまいますよね。
しかし、飼い主さんが猫の後ろから優しくそして手際よく済ませるように心がければスムーズに目薬をさすことができるようになるでしょう。
イメトレをしてから実践してみてくださいね。