猫のしゃっくりって?
聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、猫も驚くべきことにしゃっくりをします。
しかし、人間のようにしゃっくりをするときに「ひっくひっく」という音が出ることはなく「無音」なのが特徴です。
また人間のしゃっくりとは少々異なり、猫はお腹の真ん中あたりが「ピクッピクッ」とリズミカルに波打つのが特徴。
人間のように起きているときだけに猫のしゃっくりは起こるだけでなく、体を丸めて寝ているときにもこの現象は起こるので「夢を見て痙攣しているのかな?」と思えば一定リズムに波打ち、しゃっくりをしていることもあるのです。
猫のしゃっくりって大丈夫なの?
猫が一定のリズムでお腹の真ん中が「ピクッピクッ」となっていると、「大丈夫かな?」と心配になってしまうこともありますよね。
この振動を不安に思ってしまう方はよくいらっしゃると思いますが、基本的には人間のしゃっくりと同じようなもので「痛みもない」です。
ですから、心配をする必要はないでしょう。
また、止まるのも人間と同じように自然と気がついたときには止まっていることが多いのでほとんど自然とおさまります。
猫がしゃっくりをする原因
では全くしゃっくりをしない猫もいるのに、どうして猫はしゃっくりをすることがあるのでしょうか?
ご飯の食べすぎ、早食いのしすぎ
猫は若い場合によくしゃっくりを見かけることもありますが、一番の原因としてはご飯の食べすぎや早食いのしすぎがしゃっくりを招いてしまっていることが考えられます。
人間も食後にしゃっくりが起こることがありますが、猫も食事を食べてしばらくしてから起こっている場合には「食事」の食べ方や食べる量がしゃっくりの原因となってしまっているのでしょう。
激しい運動をしたから
猫は激しい運動をしたあとにもしゃっくりが起こってしまうことがあります。
新しいおもちゃにいつも以上に大興奮して遊んだときや、激しく走り回ったあとなどに起こることが多いでしょう。
水を飲んだときに空気を飲んでしまったから
水を飲むときに人間もうっかり空気を飲んで不快な気持ちになってしまうことがありますが、猫も同様にうまく水が飲めずに空気を飲んでしまうとしゃっくりの原因となってしまうことがあります。
猫のしゃっくりを止めるには?
猫のしゃっくりって無痛ではありますが、人間と同じように不快にはなるのでなんとか止めてあげたいですよね。
ここでは止める方法についてご紹介させていただきます。
早食いを防止する
猫のしゃっくりの原因のほとんどは早食いが原因となってしまっています。
猫は他の獲物に奪われてしまいたくないという本能からどうしても早食いをしてしまう傾向にあります。
ですから、それらを防止するためにも「フードを適正量にしてお皿に少しずつ入れる」「早食い防止用のエサ皿にする」などとするのがおすすめです。
運動は適度にする
猫は激しい運動が原因によってもしゃっくりがでてしまうこともあります。
このような原因でしゃっくりを招かないようにするためには「1日10〜15分程度」を目安に遊ばせてあげるようにし、興奮のさせすぎはしないようにすることがおすすめです。
猫のしゃっくりは病気?
猫のしゃっくりは自然とおさまることがほとんどですが、ほとんど毎日起こっていたりあまりにも長い時間ずっとつづいていると「病気である可能性」もあります。
それらとして考えられるのが「食道がんなどの消化管腫瘍」や「肺炎や気管支ぜんそくなどの呼吸器系の病気」などです。
すべてのしゃっくりがそうとは限りませんが、1日経っても止まらないときや毎日しゃっくりが出ているときにはこれらの病気が考えられることもありますので「そのしゃっくりの様子を動画で撮影して」から動物病院に相談に行くようにしてください。
まとめ
猫は驚くべきことに人間のようにしゃっくりをします。
ただ、音もなくピクッピクッと波打つだけなのでなかなか気が付きにくいです。
通常は食べすぎや早食いが原因によってしゃっくりが起こりますが、まれに病気が原因で起こってしまうこともあります。