春に向けて体調に注意しよう
寒い季節もそろそろ終わりをむかえると、暖かい季節がやってきます。猫の行動も足取りが軽くなり、うきうきしてくる季節です。
新しい季節を迎えると同時に、猫の体調管理に気をつけてあげないといけません。猫の体調管理は、どんなことに目を向ける必要があるのでしょうか?
1.春は抜け毛が増える
春は猫の換毛期の季節と言われます。ふさふさだった冬毛を脱いで、さっぱりする季節なのです。なので、抜け毛が多くなる時期に気をつけないといけないことがあります。
猫が念入りにグルーミングを行うので、いつもより毛が抜けやすいのでお腹に溜まりやすくなります。
また、ごっそり抜けるため、毛玉がのどに詰まりやすくなってしまいます。体内に抜け毛が溜まると、消化不良や毛球症の原因になってしまいます。
そこで注意したいのは、飼い主さんのこまめなブラッシングです。この時期は、いつもより回数を増やしてあげ、猫の抜け毛対策のお手伝いをしてあげましょう。また、シャンプーや濡れタオルで洗い流してあげても良いと思います。
2.花粉症の季節
春になると花粉症の季節、猫も同様に注意が必要です。花粉症の症状が出やすい猫もいるようです。
花粉症になると、くしゃみ、鼻水、目やになどの症状があり、皮膚が痒くなることもあります。人間のように猫に苦しい思いをさせないように注意してあげましょう。
そこで注意したいのは、猫に花粉症の症状が出たら放っておかないで病院に連れて行きましょう。症状の軽い場合もあれば、悪化していく可能性もあります。また、花粉症と思っていても実は風邪だったと言うケースもあります。
猫にも目、鼻、皮膚の病気がたくさんあるのです。
3.環境の変化
季節の変わり目には、体調を崩しやすいと言われています。春は環境が変わりやすく、猫にもストレスを感じやすい季節になるようです。
環境の変化から、食欲や元気が低下したり、下痢や便秘などの症状を引き起こしたりすることもあります。引っ越し、転勤、部屋の模様替えなどから、猫の心も不安が募ります。
実は、大好きだったこたつが片付けられるのもストレスだったりします。こたつは絶好の隠れ家だったのでしょう。
そこで注意したいのは、猫にストレスを与えないようにすることです。しかし、転勤などやむ得ない事情もあると思います。猫がストレスを感じさせないように、落ち着けるスペースを作るようにしましょう。
猫の好きな隠れ家や高い場所などを用意して、安心できるようにしてあげてください。
4.ケガが増える時期
あたたかくなると、ケガも増えるので注意が必要です。冬はごろごろして、エネルギーも消化できなかった分、太ってしまった猫もいるのではないでしょうか?
あたたかくなると猫の行動範囲も広がり、運動量も増えてきます。猫も春は心がうきうきとしてくるのでしょう。また、春は発情期の時期でもあります。オス猫同士がメス猫を巡ってケンカも増えてきます。
そこで注意したいのは、家族を増やす気がない場合は避妊手術を考えましょう。避妊していれば、家の中で猫がマーキングしたり、大きな声で鳴いたり、外に出ようとする行為がなくなります。猫にとっても、ストレスを溜めないで生活が送れるのです。
猫の発情期を迎えてしまう前に、手術をしておく方がメリットがあるそうです。猫の繁殖時期は、猫を外に出さないようにして、ケガに巻き込まれないようにしてください。
また、冬の時期に運動不足の猫は激しい運動をして、足や腰に負担がかかり、痛めたり骨折したりする可能性があるので注意してください。
まとめ
春は、心も気分も上がりやすくなります。猫も同じように、足取りも軽くなるように思います。猫と楽しい生活を送るように、体調の管理も忘れてはいけないのです。春に起こりやすい病気に気をつけてあげて、何か症状が出たら、放っておかずに病院に行くことが大事です。
あたたかくなると、抜け毛だけでなくノミやマダニ、フィラリア症の予防対策も重要なことです。猫にできる対策をしてあげて、ストレスのない生活を送れるようにしてあげましょう。