猫の疲れを取ってあげる方法は?
猫って意外に疲れているので、何とか癒やしてあげられるようにしたいですよね。猫の疲れをとってあげる飼い主さんでもできる方法をご紹介します。
1.マッサージ
猫の疲れを取ってあげるためには、マッサージも良い方法の一つです。ただし気をつけていただきたいのが、「嫌がるところは触らない」ということです。
猫は足先やお腹などを触られるのが苦手な子が多く、嫌がる素振りを見せたりしますので触らないようにしてください。
そしてマッサージは血流の促進効果もあるので優しく行ってあげましょう。
手のひらや指を使い、
- 頭
- 顔の周辺
- 首
などをマッサージします。やり方としては、毛並みにそって撫でる、指で圧力をかけるなどの方法があります。もちろん強い力で行わないように気を付けましょう。
顔周辺であれば、基本的に気持ちよくて喜んでくれます。「ゴロゴロ」と喉を鳴らしているときや、「ニャーン」と甘い声で鳴いてくれるときには、もっとしてほしいサインですので、マッサージをつづけてあげましょう。
首は毛づくろいをするときに、かなり難しい姿勢をとっていることもあるので、猫が疲れていることがあります。特に集中的にマッサージしてあげてくださいね。
「背中」のマッサージも猫がリラックスしてくれるかもしれません。背骨の両側を、指でつまむように少しだけ圧力をかけます。背骨に沿って行ってあげましょう。
猫によっては好きでないこともあるので、もし尻尾を左右に揺らしたりどこかへ行ったりするときにはすみやかにやめるようにしてください。
しつこく触るのはNGですので注意しましょう。
2.睡眠
猫は一日の半分くらいを眠って過ごしていますが、本能的に「天敵に襲われてしまうかもしれない」と常に考えているので、あまり深い眠りにはつけていません。
そんな猫が少しでも睡眠をとり、疲れがとれるようにするためにはいくつかの工夫が必要です。できることとしては、「良質な睡眠を確保してあげる」ために、
- 触ったり邪魔したりしない
- 大きな音が鳴らないようにする
- 静かな寝場所を確保する
などということを行ってあげましょう。
「大きな音を鳴らさないようにする」というのは、たとえばテレビやインターフォン、電話など、猫がビックリしてしまうような、大きな音を鳴らないようにしたり、音量を下げてあげたりすることです。
そして、落ち着いて眠ることができるようなキャットハウスなど、「パーソナルスペース」を作ってあげましょう。
3.ブラッシング
猫はグルーミングをよくしますよね。これは、猫はきれい好きなので被毛をキレイにするためにする行為でもありますが、「自分をリラックスさせるため」 にもします。
そんなグルーミングは、被毛を飲み込み毛玉を吐いてしまう原因にもなってしまいます。猫が毛玉を吐くときは、体力をかなり使います。できれば、嘔吐の回数を減らしてあげたいですよね。
そんなときには「ブラッシング」を毎日してあげてください。ブラッシングをすることでコミュニケーションをとることができ、猫がリラックスしてくれるだけでなく、毛玉による嘔吐の回数を減らす効果もあるので一石二鳥です。特に長毛種の猫さんはより必要ですね。ただ、ブラッシングをすることが逆にストレスになる子もいますので、嫌がる時はやめてあげましょう。
4.食事
食事もリラックスさせることができるものの一つかもしれません。
飼い主ができることとしては、
- 食事中に猫を触らない
- 毛玉ケアの食事を与えてあげる
ということができるでしょう。
猫は大昔、狩猟をして一匹で生活をしていました。仕留めた獲物は他の動物に取られてしまうことがないように、慌てて食べていました。
イエネコとなった現在でも、餌を食べているときに誰かに触られてしまうと「餌をとられる!」と慌ててくわえて逃げてしまったり、驚いてしまったりすることがあります。ストレスや疲労を感じさせてしまわないように、食事中には触らないようにしてください。
また猫のキャットフードには様々な種類がありますよね。その中にある「毛玉ケア」のキャットフードを食べさせると、グルーミングで飲み込んでしまった体内の被毛を嘔吐させることなく、うんちとして排出できるようにしてくれます。これをすれば、猫の疲労も軽減されるので是非活用してあげてください。
まとめ
猫は神経質な生き物なので、思ってるよりも疲れていることがあります。そんなときには飼い主が優しくマッサージをしてあげることがおすすめです。頭や顔の周辺、首などを手のひらや指で優しくマッサージしてあげてください。
また、その他にもブラッシングをして、猫とコミュニケーションをとってあげるのもおすすめですよ。