猫の寄生虫を駆除する方法
猫の寄生虫を駆除する方法はどのようにすれば良いのでしょうか。
猫の寄生虫は猫の体を蝕み、栄養や体力を奪って吐くなどの症状もあるので何とか駆除をしたいですよね。
では、人間の手によって猫の寄生虫はどのように駆除すれば良いのでしょうか。
ここでは、猫の寄生虫を駆除する方法についてご紹介させていただきます。
猫の寄生虫「猫回虫」を駆除する方法
猫によく寄生する寄生虫の「猫回虫」。
回虫は、白っぽいミミズのような小さな形の寄生虫です。
体長は4~12cmです。
この寄生虫は猫の小腸などの消化器官に寄生をして猫の栄養を奪いますが、全身に潜伏しています。
この猫の寄生虫「回虫」を駆除する方法としては駆除するための市販薬「猫用プロフェンダースポット」などを使うようにしましょう。
猫の寄生虫薬「猫用プロフェンダースポット」
商品情報
・【成分】本製品1ml(エモデプシド21.43mg・プラジクアンテル85.75mg)
・【効能】猫:猫回虫、猫鉤虫、瓜実条虫、猫条虫及び多包条虫の駆除
猫用プロフェンダースポットの使い方は体重1kgあたりにエモデプシド3mg、そしてプラジクアンテル85.75mgを基準値とした投与量を「後頭部」の被毛をかきわけたところに滴下します。猫の皮膚にきちんとつくようにしましょう。
猫の寄生虫「回虫」は放置していると
- 嘔吐
- 下痢
- 痩せる
- 毛づやが悪くなる
- 腹部がふくらむ、張る
などの症状が出てきますので、早めに駆除をしてあげましょう。
検便による検査も病院で行っています。
猫条虫を駆除する方法
猫の寄生虫「猫条虫」はたくさんの体節からなる寄生虫でサナダムシのことを言います。
小腸などに寄生し、症状はありませんがたくさん寄生虫が寄生してしまうと
- 下痢
- 嘔吐
- 食欲不振
などの症状がでます。
ですので、猫の寄生虫「猫条虫」も早めに駆除をしてあげなくてはいけません。
猫条虫を駆除する薬としては「猫用プロフェンダースポット」などがおすすめです。
猫の寄生虫薬「猫用プロフェンダースポット」の使い方
猫用プロフェンダースポットは、2つの有効成分が猫の寄生虫である猫条虫や猫回虫などを駆除してくれます。
使い方はピペットのふたをあけ、キャップを逆さまに向けます。
そして先端を中栓にしっかりと差し込みます。
そして、猫の皮膚の上に滴下すれば完了です。
用法容量に気をつけて、猫の寄生虫を駆除してあげてください。
猫の鉤虫を駆除する方法
猫の鉤虫(こうちゅう)は1~2cmの小さな白い寄生虫です。
ミミズのような形をしており、猫だけでなく人間や犬なども感染をします。
猫の血を吸って成長をする寄生虫なので、
- 貧血
- 体重減少
- 毛づやが悪くなる
などの症状がでます。
早めの駆除が大切でしょう。
猫の寄生虫薬「犬猫の虫下しゲンダイ」「ピペゲン錠」「ピペラックスシロップ」
猫の寄生虫「鉤虫」を駆除するには「犬猫の虫下しゲンダイ」「ピペゲン錠」「ピペラックスシロップ」などを使うと駆除をすることができます。
「犬猫の虫下しゲンダイ」は粉末タイプです。「ピペゲン錠」は錠剤タイプです。
そして「ピペラックスシロップ」はシロップタイプです。
これらは体重に応じて一回に与える量を決め、1日に1~2回与えます。飲み水やキャットフードに混ぜて与えてください。
猫の体重2.5kgにつき1/4錠(包)~1/2錠(包)が目安です。いずれも、猫の寄生虫「鉤虫」を駆除することができます。
猫の寄生虫を見つける方法
猫の寄生虫を見つける方法はどのようにすれば良いのでしょうか。猫の寄生虫はどれもmm~cm単位の小さなものなので見つけるのが大変ですよね。
そこでここでは、猫の寄生虫を見つける方法についてご紹介させていただきます。
猫の寄生虫「鉤虫」の見つけ方
猫の寄生虫「鉤虫」はとても小さく肉眼で見つけるのはとても大変です。
糞便に混ざっているので肉眼で見つけることができる場合もありますが、鉤虫は病院での検便の検査で確認と駆除をしましょう。
猫の寄生虫である鉤虫が潜伏していると多くの猫が貧血になります。猫の上唇を持ち上げ、歯茎を見ることで貧血の有無を確認することができます。
もしピンクでなく白色や灰色になっていると、貧血になっているので鉤虫に感染している可能性が高いです。
猫の寄生虫「回虫」の見つけ方
猫の寄生虫の回虫は長さが10cmくらいの大きさなので、便に混じって排泄されれば確認することができます。糞便検査をすると回虫の虫卵を確認することができる場合があります。回虫の虫卵や虫体を発見したら必ず駆虫しましょう。
猫の寄生虫「回虫」に感染していると猫のお腹が膨らむことが特徴です。回虫以外の寄生虫が潜伏していてもお腹周りが膨らむことがありますが、お腹が妊娠中のようにパンパンに膨らみ、背骨などの周辺には脂肪がないなどの場合には寄生虫が原因と考えられるでしょう。
猫の寄生虫「鞭虫」の見つけ方
猫の寄生虫「鞭虫」は非常に小さく肉眼で見つけるのは困難です。糞便に混ざっているので見つけることもできますが、病院で検便による検査を受け駆除をしてもらうのがおすすめです。
猫の寄生虫「猫条虫」の見つけ方
猫条虫は、肉眼で見つけることができる寄生虫です。
切り離された寄生虫の一部が糞便に混ざり、白色や赤っぽいゴマ粒のようなものが排泄されます。又は、猫のお尻や尻尾の付け根にも付着していることがあるので寄生虫が潜伏していたら駆除をしなくてはいけません。
まとめ
猫には様々な寄生虫がおり、感染経路も様々です。
いずれの寄生虫でも猫にとって悪影響ばかりなので早めに病院へ連れて行き駆除をしてもらいましょう。また、肉眼で寄生虫の有無が確認できたときには市販薬などでも駆除ができるものがありますので、早めに対処をしてくださいね。