運動不足の猫にはどんな特徴がある?進んで運動してもらうための2つの方法

運動不足の猫にはどんな特徴がある?進んで運動してもらうための2つの方法

「自分の猫は大丈夫」と思っていても体重がどんどん増えてしまうことありますよね。餌をたくさん食べている訳ではないのに体重が増えてきているときには「運動不足」が原因です。そこで今回は猫の運動不足に早めに気づいて改善をするためにも「猫の運動不足の特徴は?改善方法は?」についてご紹介させていただきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫の運動不足の特徴は?

お腹にメジャーを巻いた猫

餌をたくさん食べている訳ではないのに体重がどんどん増えてしまうことがありますよね。
そんなときに猫は「運動不足」に陥ってしまっている可能性があります。

しかし、猫は体がたくさんの毛で覆われているので太ってきていても飼い主はなかなか気づけないこともあると思います。

猫の運動不足は、結果的に肥満や様々な病気の原因になってしまうために注意が必要です。
そこでここでは、猫の運動不足の特徴についてご紹介させていただきます。

1.走ることが少ない

猫は走ることが大好きですよね。
室内で飼っていても部屋のあちこちを走り回ることが多いと思います。

猫は本能的にトイレの後に身を守るために走り回ったり、真空運動といって退屈なときにたくさん走り回る傾向があります。

しかし、肥満気味や運動不足になっていると猫は走ることが少なくなってしまいます。

2.高い場所に登らない

猫は天敵を見つけやすくなるので高いところを居場所にすることが多いです。
室内飼いであっても、本棚や食器棚の上やキャットタワーの上にたくさんジャンプをして登ります。

しかし、室内飼いで猫が高い場所に登らないときには運動不足です。
ジャンプが少ない場合も、運動不足と考えて良いでしょう。

3.虫などに興味を示さない

猫は本能的に狩猟をしたいという気持ちになります。

動くおもちゃや飛んでいる虫、鳥などを見つけると本能的にハンターの気持ちになります。
しかし、運動不足になっていると虫などに興味を示さなくなってしまいます。

4.おもちゃで遊んであげることがない

飼い主が普段から仕事で猫を一匹にしていることが多かったり、あまり相手にしてあげていないと運動不足になってしまっていることがあります。

特に、おもちゃを使って遊んであげていなければ猫は必然的に運動不足になってしまいます。

猫の運動不足の改善方法は?

お腹を出して寝ている太った猫

猫の運動不足の改善方法はどのようにすれば良いのでしょうか。

猫が運動不足になると肥満になってしまうので余計に体を動かすことが減ってしまいます。
そのような事態になればますます運動をしなくなってしまうので悪循環ですよね。

では、そのようにならないためにも運動不足の改善方法はどのようにすれば良いのかについてご紹介させていただきます。

1.キャットタワーや高い場所を作る

キャットタワーに登る猫

猫が飼い主のいない一匹のときでも運動ができるようにキャットタワーなどの高い場所を作ってあげるようにしましょう。

また複数の本棚や衣装棚を高さ順に並べて階段のよう登りやすいようにするのもおすすめですよ。

2.飼い主がおもちゃを使って遊んであげる

猫じゃらしで遊ぶ猫

一番効果的な運動不足の改善方法は「飼い主」が積極的におもちゃなどを使って遊んであげることです。

猫が気に入ってくれるようなおもちゃを見つけて、毎日欠かさず遊んであげるようにしましょう。
猫は体をたくさん動かすことによってストレスを減らすこともできるので是非取り組んでみてくださいね。

まとめ

ボールで遊ぶ猫

猫は運動不足になってしまうと

  • 走ることが少なくなる
  • 高い場所に登らない
  • 虫などに興味を示さない
  • 遊ばなくなる

などの特徴があげられます。

猫が運動不足になってしまうと肥満や様々な病気の原因になってしまいます。

そのようなことにならないためにも「猫の体をたくさん動かす工夫」をすることが大切です。

具体的には

  • キャットタワーなどの高い場所を作る
  • 飼い主が積極的に遊んであげる

これらのようなことをすると良いでしょう。

仕事をしていたりすると、なかなか難しいときもあるかもしれませんが一日に数分だけでも良いので継続して取り組んでみてくださいね。

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