猫のノミを駆除する薬おすすめランキング
第1位「レボリューション」
スポットタイプの薬で約1ヶ月間効果があり内部・外部寄生虫の駆除、予防が同時にできるところが特徴です。
- フィラリア予防
- ノミ駆除、寄生予防(ノミの成虫、卵、幼虫)
- ミミヒゼンダニ駆除
- 回虫駆除
レボリューションは猫のノミだけではなくフィラリアや回虫なども一緒に予防することができ、首元につけるだけなので誰でも簡単に使えます。そのため外に出入りする猫や保護猫(野良猫)を飼うことになった場合におすすめの薬です。また猫のノミの薬であるレボリューションは早く乾くことができます。そのため猫の皮膚からの吸収が速いことから付けてから2時間後にはシャンプーの使用が可能です。
副作用
猫に投与した部分に痒みの症状がでたり脱毛がみられることがあります。また猫が舐めてしまった際は嘔吐やヨダレの量が多くなることがみられます。
注意
猫のレボリューションはフィラリア症の予防も可能なため投与する前に必ずフィラリアに感染していないか検査してから使用することです。ただし、猫ちゃんのフィラリア検査はわんちゃんのように確率されていませんので、心配な際は獣医さんに相談してみてください。
値段(ペットくすり)
レボリューション45mg(生後6週齢以上、体重2.6kg~7.5kg) 1箱(3本入)¥3750
第2位「フィプロスポットプラスキャット」
猫の首元や肩甲骨間に付けるタイプの薬です。チューブ型ピペットで先が丸くなっているため使用するときに痛みを感じることがなく、薬が猫の被毛に付きにくいため皮膚にしっかり投与することができます。またフィプロスポットの特徴は効果の期間が長いところが特徴でもあります。
- ノミの寄生を約1~1.5か月予防
- ノミの卵や幼虫の発育を約6週間予防
- マダニの寄生を約3週間予防
猫のノミだけではなくマダニやハジラミに対しても効果がある薬です。
副作用
猫が謝って舐めてしまった際はヨダレが出たり嘔吐や食欲不振などの中毒症状をひきおこす場合があります。
値段(楽天市場)
フィプロスポットキャット1箱(0.5mL×3本入) ¥1666
第3位「ブロードライン」
スポットタイプの猫のノミの薬ですが、体重によって使用する薬剤の量が変わることからブロードラインは体重が軽い子猫用(2.5kg未満)と成猫用(2.5〜7.5kg未満)の2タイプがあるため、子猫でも安心して使用することができ生後約7週齢以上から投与可能です。またブロードラインは猫のノミ以外の寄生虫を多数予防することができ、1ヶ月間効果があるところが特徴です。
- ノミの卵、幼虫、成虫の駆除(予防)
- ノミが媒介して発症する瓜実条虫を駆除
- マダニの予防
- フィラリア予防
- 内部寄生虫ある猫回虫、猫鉤虫、猫条虫、多包条虫も予防
副作用
薬を投与した部分の猫の皮膚が炎症をおこし痒みがでたり、毛の色が変色する場合があります。猫が謝って舐めてしまった際は量によりますがヨダレが出続けます。まれに黒目である瞳孔が常に開いている状態になるケースがあります。規格が違うタイプを投与した場合、猫に嘔吐の症状が出ることが多いです。
値段(ペットくすり)
- ブロードラインスポットオン 体重2.5kg未満 1箱(3本)¥4300
- ブロードラインスポットオン 体重2.5kg~7.5kg 1箱(3本)¥4900
第4位「フロントラインプラス」
スポットタイプなので簡単に投与することができ24時間以内に薬の成分が皮膚から全身にいき効果を発揮でき1ヶ月間持続します。
- 定期投与でノミの卵、幼虫、成虫の駆除ができ24時間以内にほぼ100%成虫を駆除できる効果があるようです。
- ハジラミは約48時間で駆除
投与から効果までの時間が短いため最短で48時間後に猫にシャンプーをしたり雨に濡れたりしても影響はないと確認されています。またフロントラインプラスは妊娠中の猫や生後約8週齢の子猫でも投与しても安全であると試験において確認済みであり、人に関しましても安全性が認められています。
副作用
猫が謝って舐めてしまった際はヨダレが出ることがあります。まれに薬を投与した部分の猫の皮膚が過敏症をおこし痒みや脱毛、皮膚が赤くなるなどの症状をおこす場合があります。
値段(ペットくすり)
- フロントラインプラス 1箱(6本入)¥5200
- フロントラインプラス 1箱(6本入)¥3500
猫のノミを駆除する薬の選び方
外に出る機会がある
全く外に出ない完全室内飼いの猫はノミやマダニなどの寄生虫に感染するリスクは低くなりますが、外に出る機会がある猫はその分感染されやすいため、猫のノミの薬を投与する必要があります。もちろん室内飼いの場合も、ノミはお部屋の中にいる場合があるので注意は必要です。
駆除薬(予防薬)でもノミやマダニに効果のある薬や内部寄生虫までも効果がある薬など多種多様です。またそれぞれ効果がある期間にも違いがあります。もし頻繁に外に出る機会がある猫や家の近くに公園がある、草や土が多いなどの地域の場合はブロードラインのような猫のノミ以外の寄生虫にも効果のある薬を選ぶとよいです。
野良猫を保護、飼育することになった
野良猫や保護団体から譲渡された猫は外で生活していた子も多いためノミなどの外部寄生虫に感染しているだけではなく耳ダニや内部寄生虫である回虫にも感染している子が比較的多いです。
ただ保護団体さんから譲渡される場合、予防をしてくれているところがほとんどだとは思いますし、気になることがあれば指示があるはずなので勝手に判断せずに注意しましょう。
またこれらの寄生虫は他の猫にうつったり、人に感染をおこす人獣共通感染症の原因でもあるため保護した段階ですぐに動物病院に受診し、早期に治療をおこなうことが必要です。もし同居猫がいた場合は感染防止のため全ての猫も投与します。
子猫
ほとんどの方がペットショップやブリーダーから入手した子猫は安心というイメージが多いと思いますが、実際は耳ダニや回虫に感染している猫は少なくありません。子猫を引き取る前にショップやブリーダーの方から感染の有無や体調に問題はないか、ワクチンを接種しているのかなど聞いておき念のため、病院で診察や検査をすると良いです。
猫のノミを駆除する薬 投与期間や家でできる予防策
いつまで駆除薬が必要?
私たちの目に見えているノミはわずか全体の5%ほどといわれており残りの95%はノミの卵や幼虫などです。猫のノミ駆除薬(予防薬)を1回だけ使用しても完全にノミを駆除することはできません。ノミの成虫は36〜48時間以内に卵を生むことが可能なため「卵→幼虫→さなぎ→成虫→卵」のノミのライフスタイルを止めるためには定期的に猫のノミの薬を投与することが必要になります。
猫のノミは気温が13度以上であれば繁殖が可能といわれており寒い時期でも暖房により室温が暖かいため、冬でも繁殖することができます。特に気温が18〜27度で湿度が75〜85%の環境が猫のノミにとって繁殖しやすく、行動が活発になるので春から夏の季節は注意です。
また猫のノミの行動が活発になると成虫になるまでの成長スピードが一段と早くなります。ピークシーズンである梅雨から夏の間は最短で12〜14日で卵から成虫になります。また春や秋頃は3〜4週間、冬は長くて180日といわれています。
住んでいる地域によって異なりますが温暖化の影響もあり冬の時期でも気温が高い日があるため、場合によってはほぼ年中薬を投与する必要があります。今後温暖化により今よりも気温が上昇し続けた場合は1年間投与が必要な日がくるかもしれません。
家で実践すべき予防策
- 部屋の隅々まで掃除をする
- 絨毯には殺虫剤やノミ駆除薬をスプレーする
- 使用した掃除機のゴミパック交換、ノズルとフィルターの消毒
- 猫の寝床を取り替える
猫だけではなくお家の中も猫のノミの駆除が必要です。怠ってしまうと繁殖によりノミの卵や幼虫の数がどんどん増えてしまい、いつになっても完全に駆除することができません。
最低でも3週間〜1ヶ月間は毎日部屋の隅々まで掃除をおこないます。特にカーペットやソファー、絨毯は猫のノミが繁殖しやすいためしっかりと掃除機をかけ、殺虫剤やノミ駆除薬をスプレーします。このような殺虫剤などを使用する際は、猫ちゃんが舐めたり接触しないように十分に気を付けましょう。掃除機使用後はゴミパックを交換し、ノズルやフィルターも消毒を必ずおこないます。また猫がいつも使っている寝床がある場合はできれば新品な物に取り替えた方が良いです。
まとめ
猫がノミに感染してしまうとアレルギー性皮膚炎をおこしたり、ノミの媒介によって瓜実条虫を寄生してしまう恐れがあります。人もノミに感染された猫に噛まれたり引っかかれた際に傷口が赤く腫れてしまう猫ひっかき病を発症してしまう可能性があります。猫がノミに感染されないように猫にノミの駆除薬(予防薬)を使用することが必要です。
最近ではペットショップでも猫のノミの薬が販売されていますがほとんどは「動物用医薬部外品」であるため効果が薄く持続しないものが多いです。そのため動物病院にてしっかり効果のある駆除薬(予防薬)を処方してもらい定期的に投与することを忘れないでください。