猫にチューリップが危険な理由
猫にとってユリ科の植物は大変危険な植物です。葉・花びら・花粉などを体内に取り込んだ場合、中毒症状を引き起こす場合があります。
ユリ科であるチューリップを口にした場合、下記のような症状が引き起こされる場合があります。
- 腎臓の機能不全からの尿毒症
- 瞳孔の拡大
- めまい
- 下痢
- 嘔吐
- 血便
- 呼吸困難
- 粘膜の乾燥
参考:身近な植物中毒 Vol.7 ~チューリップ中毒~ | 岐阜医療科学大学 薬学部
https://phar.u-gifu-ms.ac.jp/column/2828.html
猫の持病や体調によっては、重篤な症状を引き起こす場合もあるため注意が必要です。
チューリップの「球根」に注意
茎、葉、花が有毒ですが、特に注意が必要なのが「チューリップの球根」です。
チューリップの球根には、中毒症状を引き起こす成分が最も多く含まれているためで、もし球根を取り扱う際は、猫の手が届かない場所に保管するなど、細心の注意を払うようにしましょう。
チューリップを食べてしまった場合の対処法
チューリップを口にしたことに気付きすぐに病院に連れて行ったとしても手遅れな場合も多く、一命はとりとめても慢性腎不全となり闘病生活を余儀なくされる場合もあります。
猫がチューリップを食べてしまった場合、すぐにかかりつけの動物病院などにつれていき、獣医師の判断を仰ぐようにしましょう。
中毒になってしまう前に、体外へ排出される事が重要なため、できるだけ早く動物病院で対処してもらうことが重要になってきます。また、受診する際はかならず獣医師にチューリップを摂取した可能性がある事を伝えるようにしましょう。
チューリップに近づけない対策も重要
中毒症状を引き起こさない為にも、猫が触れられるようなところにはチューリップを置かないように事前に対策しておく事も重要です。
齧らない場合でも、猫に花粉がつかないようにしましょう。愛猫の命を守るためにも事前の対策を行っておきましょう。
チューリップ以外にも猫にとって危険な植物とは
チューリップ以外にも猫にとって危険な植物がたくさん存在します。今回はチューリップ以外の猫にとって危険だと言われている有毒な植物をご紹介します。愛猫の事を考えるなら決して食べさせないように注意しましょう。
ユリ科の植物
- ユリ
- チューリップ
- ヒヤシンス
- カサブランカ
ユリ科の植物は私たちの生活にとても身近な植物です。誰かから花束をもらった時、よくよくみたらユリ科の植物が入っていた!なんてことも珍しくはありません。
ユリ科の植物はチューリップでもご紹介した通り、とても症状が重くなりやすく死亡事故も多い植物ですので、注意しましょう。
ネギ類の野菜
- たまねぎ
- 長ネギ
- ニンニク
- アサツキ
ネギ類は猫にとって大変危険な植物として有名なのでご存知の方も多いと思います。
症状としては歩行困難、嘔吐、下痢などが現れ、最終的には死に至る可能性もあります。
玉ねぎや長ネギは知っていたけどニンニクは知らなかった!なんて声も聞きますのでぜひ注意しましょう。
ナス科の野菜
- タバコ
- ナス
- トマト
- ホオズキ
知らな人も多いのですが、ナス科の植物は猫にとって有害な場合が多いです。
特にお部屋の中でトマトなどを育てている人は要注意。熟したトマトに害はありませんが、芽や葉っぱを口にすると嘔吐、血便、腹痛、呼吸困難、痙攣などの症状を引き起こします。
中には心筋梗塞に繋がる場合も。そのような危険があるため、猫の触れられるような場所でナス科の植物を育てるのは控える方がいいでしょう。
まとめ
私たちの身近である植物、チューリップは猫にとっては中毒を引き起こすおそれのある植物で、場合によっては死に至る可能性もあるため、注意が必要な植物です。
また、チューリップだけではなく、猫にとって有毒で危険な植物がたくさんある事を覚えておきましょう。
愛猫に万が一の事態が起こらないようにも、室内に植物を飾るときは、猫にとって有毒なのか一度調べてから飾るようにしましょう。
どうしてもチューリップなどを飾りたい場合は、猫が触れないように対策をした上で、猫の手が届かない場所で楽しむようにしましょう。
40代 女性 かなえ
もしも、食べてしまったら大変なことになります。
もし、間違って食べてしまったらすぐに、獣医師に診てもらいましょう。まずは、ユリ科の花は猫ちゃんの届く場所にはおかないことが一番の安全策ですね。
うちでは、一時カサブランカのお花を置いていたことがありましたが、すぐにベランダに置いたのでよかったです。
40代 女性 もぐしゃん
10代 女性 匿名
10代 女性 ハノラン
トマトなどがダメとは
知りませんでした❗️
40代 女性 ちょこちゃん
やばいらしいです‼️草刈りも気をつけて‼️