猫のうんちは健康のバロメーター
猫は一日の排便回数が決まっているわけではありません。ですから、1日1回の猫もいれば1日に何度もする猫もいます。また、1日、2日猫のうんちが出ていないからといって、すぐに便秘だと決まったわけではありません。
そして猫のうんちの色や量、そしてニオイ等も大切な健康のバロメーターになります。そこで今回は、猫のうんちに関して詳しくお話していこうと思います。
健康な猫のうんち
色は黄土色や茶色で、うんちの表面にはある程度のツヤがあり、すぐにスコップ等ですくいあげても崩れることのない硬さ。そして、うんちには何も混ざっていないのが普通です。
注意したい猫のうんち
上に書いたように、普通のうんちは皆さんも見慣れていることと思います。では、どんなうんちなら注意するべきなのか、それをお伝えしていこうと思います。
ニオイがいつもよりキツイ
猫のうんちは元々ニオイもきつく、同じ空間に居れば「あ!うんちしたな」と気が付くほど。ニオイのキツさは猫ちゃんによってそれぞれですが、「今日は何だかいつもよりキツイような・・・」、そんな日は要注意。
これから下痢になるよ、というお知らせのサインの場合があります!その場合うんちの色も心無しか薄くなっているハズですから、いつものうんちと比べてみましょう。
うんちが細くて硬い
うんちが細く硬い場合、水分が足りていないと言えます。猫もお尻が痛いでしょう。そのようなうんちが出た場合は、水分の吸収がうまくできていないことを表します。
1度や2度なら、水分補給をしっかりさせてあげることで改善する場合が多いですが、元からこのようなうんちが出ている子は、自らの体ではうまく水分の吸収が出来ない子かもしれません。その場合、同時に体に必要な栄養素を上手に取り込めていないことも多くありますので、注意しなければいけません。
赤いうんち・黒いうんち
血便=赤いうんちだと思っていませんか?実は黒い血便も存在します。大腸等、肛門付近からの出血の場合は、血の混じったような赤いうんちが出ると言われていますが、胃等、上部分からの出血の場合、黒く柔らかいうんちになります。
もちろん食べ物によっても変化しやすいのがうんちですので、赤や黒のうんちが出たら必ず血便だとは言い切れません。
その日に食べたものや愛猫の体調の変化等を、しっかり見極めることが大切だと言えます!
まとめ
今回は猫のうんちについてご紹介させていただきました。猫も人間同様、うんちが健康のバロメーターになります。いつも臭いからといってすぐに捨てていませんか?
愛猫のうんちをよく観察しておくことは、寄生虫の発見にもつながりますし、体調の変化に素早く気が付く大切なポイントになります。
普段から回数や量、ニオイ、色等細かくチェックすると、愛猫が何かあった時に必ず役に立つことなので、トイレ掃除のついでにうんちの確認することを日課にすると安心ですね!