1. フードの見直し
猫の便秘の原因の一つとして、毎日食べているフードが問題であることがあります。
例えば今食べているフードが合っていなかったり、もしくは複数のフードを同時に与えている場合も便秘になることがあるようです。
また、最近、普段食べているフードを急に変えたという時も、それが便秘の引き金になっている可能性もあります。このように猫が便秘気味の場合、まずフードに何か問題がないか考えてみる必要があるかもしれません。
2. 水分不足の改善
猫は元々それほど水を飲まない生き物であるとされ、それゆえに便が固くなり排便しづらくなってしまうということがあるようです。
水分不足で便秘になっている場合、食事をウエットタイプにしたり、鶏の茹で汁をドライタイプのフードにかけるなど、猫の水分摂取量を増やすことが必要になってきます。
1日出ないだけでも
猫は2~3日出ないと便秘であると言われたりもしますが、実際は1日でも排便しづらそうにしていたり、毎日出ていも少量のぽろぽろした便だったりするならば、便秘の症状が出ている可能性が高いです。
猫の便秘は放置しておくと、大腸に便が大量に溜まって体調不良を引き起こす「巨大結腸症」という病気にまで進んでしまうこともあり、場合によっては手術が必要になってしまうこともあります。
このようなことからも、普段あまり猫が水を飲まず便秘気味だと感じたら、早めに対策してあげるようにしましょう。
3. 運動不足を解消する
猫の便秘は運動不足によって引き起こされる場合があります。運動不足になると、排泄の時に筋力が弱まっているためウンチがうまく出なかったり、腸の働き自体も鈍くなってしまいます。
そのため猫の便秘を改善、もしくは予防するためには飼い主さんとできるだけたくさん遊んだり運動したりすることが大切ということになります。
また、猫はストレスに弱い生き物でそれが原因で便秘になってしまうこともあるようですから、飼い主さんとたくさん遊ぶことはストレス解消にも繋がり、よりお通じの改善には良いことと言えるでしょう。
4. ブラッシングをまめに行う
猫はしょっちゅうグルーミング(毛繕い)で自分の体を舐めていますが、この毛を飲み込むことによって便秘を引き起こしてしまうこともあるようです。
毛を飲み込んでそれが腸に溜まることは便秘の原因になるだけでなく、場合によっては腸の内部で詰まり、それが命に関わる問題に繋がることもあり得ます。
特に長毛の猫は飲み込む毛の量も多く、このような症状も出やすいため、便秘やその他の健康問題の原因を減らすためにもまめなブラッシングをしてあげる必要があるでしょう。
人間の整腸剤を与えてもいい?
猫の便秘に人間の整腸剤をあげてもよいのか?という疑問を持つ人が多いようです。人間用の整腸剤はあくまで人用に作られているため、猫の体に合わない場合もあります。
実際、猫にビオフェルミンなどの人間用の整腸剤をあげていて、問題なく使っているという飼い主さんもいるようですが、やはり専門家の意見なしでは危険を伴う可能性もあるため、獣医さんに相談してそこで処方してもらうのが一番安全であると言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?猫は元々便秘を引き起こしやすい動物であると言われていて、食事内容、水分量、運動不足、ストレスなど様々なことが要因になります。
便秘の原因はこれ!となかなか特定しづらい部分もありますので、毎日猫の様子を観察しながら、獣医さんと相談しながら改善をしていくようにするとよいのではないでしょうか。