危険!便が何日も出ない場合
便秘とともに「ぐったりとしている」「お腹が張っている」「食欲がなく嘔吐もある」場合は、大至急病院を受診してください。猫の便秘は危険で大病重症化すると浣腸をしても全く自力で出せないレベルになってしまうこともあります。
便秘がひどくなると巨大結腸という病気になり、便を掻き出さないといけなくなってしまいます。また、食欲不振や脱水症状、嘔吐なども起こります。
出る便が少ない、もしくは出にくい場合
排便の体勢をトイレ内でしているのに出ない、もしくは少ない量しか出ないときは猫の身体に不調がある可能性が高いでしょう。
病気の初期症状、異物の誤飲、毛球症、骨盤の変形など、便秘の原因は様々あります。ちょっとでも様子がおかしいと感じるならば病院を受診しましょう。
1. 水分をたくさん摂取する
水分が少ない便が固くなり、出にくいことから便秘になっているならば、柔らかい便になるようにします。水がすぐに飲めるようにいろいろな場所に食器を設置したり温かな水や動く水を取り入れたりして、猫が水分をとれるように工夫してくださいね。
2. フードの見直しを!
便秘の症状によってフードも見直した方が良いでしょう。療法食の中には便秘の猫用のものもあります。様々な種類がありますので、必ず獣医師に相談してから療法食を取り入れてくださいね。
3. 身体を動かしましょう
年齢を重ねた猫は動きが緩やかに、そして消化機能もゆっくりになりますので便秘になりやすいでしょう。猫の好みのおもちゃで誘って身体を積極的に動かすようにして自然な排泄を促してみましょう。
4. トイレを意欲的に!
猫がトイレに入りたいのに我慢して便秘になっている場合はトイレをチェックしてください。汚いならトイレを掃除、トイレの大きさが合ってないなら猫が回転できるくらいの大きさに変更、猫砂が好みでないなら粒の大きさや素材を吟味しましょう。
屋根の付いたトイレを嫌がる猫もいます。生理現象のまま積極的にトイレをしてもらうため、猫の好みを探ってあげてくださいね。
5. 腸のマッサージを行う
腸にマッサージをして蠕動運動を促しましょう。座っているなら優しく撫でるように脇腹を、仰向けに寝ているならば、おへそを中心に親指以外の4本で時計回りに円を描くようにマッサージします。そのときに手を温めてから行うと猫が嫌がらないようです。
まとめ
猫の便秘は危険。気を付けるべき兆候と対処法5つについてお伝えいたしました。
今でも愛猫がウンチやおしっこをすると「いいウンチだったね〜」と声がけをしてしまいます。便や尿が身体から出せるのは、本当に幸せなことなのですよね。できることなら愛猫には快便で長生きしてほしいです!