気をつけないと死に至るかも?太りすぎた猫に起こる健康被害5つ

気をつけないと死に至るかも?太りすぎた猫に起こる健康被害5つ

人は自分の肥満には気をつけても、猫の肥満にまでは意識がいかないのではないでしょうか?もちろん気をつけていらっしゃる飼い主さんも多いと思います。猫が肥満になってしまった場合、どんな健康被害がでるのかをチェックして行きましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. 関節の病気

ぽっちゃりした猫

重すぎる体重を支える為に、関節や骨を支える靭帯に負担がかかります。その結果、関節を痛めてしまう原因になるのです。膝蓋骨脱臼や関節炎になったり、背骨への負担による椎間板ヘルニアになる可能性も。

痛みを伴うので猫が辛い思いをすることは間違いありません。治療に手術が必要になるケースもありますので、決して軽視できない症状です。痛みをこらえる愛猫を見て、飼い主さんも辛い思いをしてしまうでしょう。

2. 心臓や呼吸器系に負担がかかる

座る肥満猫

肥満によって、心臓や呼吸器系に負担がかかる場合もあります。体重が増えるとそれだけ広い範囲に血液を届ける必要が生じるのです。すると適正体重の時よりも心臓が働かなければなりません。もともと心臓が弱い猫の場合はより注意が必要です。

首回りに脂肪がつくことで呼吸器系に影響が出る可能性も。呼吸しづらくなってしまいます。息が苦しいので運動を嫌がるようになり、カロリー消費量が減ってより肥満になる、という悪循環に陥るかもしれません。

3. 脂肪肝になりやすい

体重計に乗る肥満猫

脂肪肝とは、猫が食欲不振によって栄養不足になると起こる病気です。絶食状態になると肝臓が脂肪を溜め込もうとし、脂肪変性してしまうのです。すると肝機能が低下し、ひどくなると死に至る危険性もあります。

この脂肪肝は肥満猫だとかかりやすくなります。引っ越しや室内環境の変化など何らかの原因で食欲不振になった時は注意が必要。3日間ご飯を食べない状態になると発症しやすいです。

4. 糖尿病

寝そべる肥満の猫とミルク

肥満猫の場合、糖尿病にかかるリスクは適正体重の猫の4倍だとか。かなり発病しやすくなってしまうので十分注意してあげる必要があります。肥満になると脾臓から分泌されるインスリンが効きづらくなってしまうのです。すると高血糖が継続するので糖尿病となってしまいます。

治療にインスリン投与が必要になるでしょう。重症になると、どんどん体調が悪くなってケトアシドーシスという非常に危険な状態に陥ることがあります。こうなると意識障害が起きるなどして、最終的にショック状態に陥り、死に至ることも。

5. 麻酔のリスクが高い

体重計に乗る肥満猫

手術などの際に必要となる麻酔ですが、肥満猫の場合はこのリスクが高くなります。脂肪に麻酔薬が溜まってしまうために、麻酔がかかりにくく醒めにくいというリスクがあります。

それ以外にも、脂肪が多いと肝心の臓器が見にくくなってしまったり、切開部分が大きくならざるを得ないケースもあります。肥満は様々なリスクをひき起こしてしまいます。

まとめ

歩く肥満猫

猫の肥満は多くの危険なリスクを抱えています。ですからぽっちゃり猫は笑い事ではないのです。もし愛猫が太ってきたと感じたら、適正体重を保てるようにしてあげましょう。

日頃の体重管理が大切です。定期的に体重を量ると良いでしょう。猫の健康を守れるのは飼い主さんだけです。十分気をつけてあげてください。

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