1. ストレスが多い
ストレスは猫の免疫力を低下させてしまいます。繊細なので、人が感じる以上に不満を溜めていることも。飼い主さんの感覚でこのくらい大丈夫、と思っていると突然体調不良になるなどして驚くかもしれません。
猫がストレスを感じやすいのは大きな音やトイレの不潔さ、環境の変化などです。なるべく静かで清潔な室内で過ごさせ、模様替えはあまり行わないようにすると良いでしょう。
他の猫の存在もストレスになりやすいです。もし新入りを迎える場合は慎重に。ゆっくりと時間をかけて慣れさせ、今まで以上に先住猫を気にかけてあげてください。
ストレスの緩和に運動を取り入れると、免疫力アップに繋がります。なるべく毎日5分程度でも良いので一緒に遊ぶと良いでしょう。猫が夢中になって遊ぶ姿、可愛いですよ!
2. 予防接種を受けていない
猫の感染症は予防接種を受けることで予防できるものもあります。ただ副反応が起きる場合がありますので、受けさせる場合は午前中に受診しましょう。室内飼いでも外から持ち込まれたウイルスや細菌で感染してしまうケースもゼロではありません。1匹がかかると他の猫にあっという間に広がりますから注意が必要です。
特に子猫のうちは免疫力が低いです。病気にかからないよう気をつけてあげなければいけません。生後2~3か月までは母猫の初乳から獲得した免疫がありますが、それ以降はなくなってしまいます。
ですので、生後2か月頃と生後3か月頃にワクチン接種を受けると感染症を防ぐことができます。以降は1年ごとに接種するのが推奨されていますが、スケジュールについては信頼できるかかりつけ医と相談すると良いでしょう。
3. 栄養不足
栄養が偏っていると免疫力が低下してしまいます。猫が必要としている栄養素をしっかりと摂れるようにしてあげましょう。肉食なので、動物性のたんぱく質を多く必要とします。キャットフードは多くの種類がありますが、どのような素材がどのくらい入っているのかを確認して決めると良いでしょう。
猫のためを思って手作りフードを用意する場合は、かなり栄養バランスの調整が難しいので、キャットフードにトッピングしてあげると良いようです。免疫力をアップさせるサプリメントを取り入れるのも良いでしょう。
4. 外に出る
猫が外に出てしまうと、そこは危険がいっぱいです。特に野良猫との接触により感染症にかかる可能性があります。免疫力が下がるために、二次感染がおこったり病気が治りにくいなども考えられます。ちょっとしたスキに脱走してしまうことがありますので、十分注意しましょう。
5. 肥満
肥満になると免疫力が低下してしまいます。万病の元とはよく言ったものです。不妊手術や室内飼いによって太りやすくなる傾向があります。十分運動させ、ご飯の与えすぎには注意しましょう。
万が一肥満になってしまった場合、ダイエットする必要が出てくるでしょう。猫のダイエットは運動量を増やすより、カロリーを減らす方法が向き、長期戦になります。焦らずに行っていきましょう。
まとめ
人間と同じで猫も免疫力が低いと病気にかかりやすくなってしまいます。体調不良を自分から訴えられないので、注意して見てあげてください。
やはり健康が一番です。飼い主さんが体調管理には気をつけてあげましょう。