猫の老化を早めてしまうNG食生活4つ

猫の老化を早めてしまうNG食生活4つ

食生活の面から老化を遅らせるには、「食べ過ぎを避け、栄養を偏らせない」こととされています。猫の場合も同じです。老化を遅らせ元気に長生きするには、まずは正しく食べること。ここでは猫の老化を早めてしまいそうなNG食生活をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. 食べさせ過ぎ

ご飯皿の前で舌を出したアメショー

食べたものを消化してエネルギーに変えるときには、どうしても身体のサビと呼ばれる「活性酸素」ができてしまいます。活性酸素は老化を促進する物質1つで、食べ過ぎはそれを余計に作り出してしまうのです。

人間界では、「老化を抑制するには、カロリー制限をして活性酸素を増やさないこと」といわれます。猫の老化防止も人と同じ。やはり適正量を守るべきなのです。

2. 年齢・健康状態を気にしない

1つのお皿で一緒に食べる子猫と成猫

猫のフードには、それぞれターゲットにしている年齢や健康状態があります。

小食で育ち盛りの子猫用フード(1歳未満)は、消化が良くて、少しの量で身体を大きくできるように作られています。成猫用(7歳以下)なら健康を維持できるように、高齢猫用(7歳以上)なら身体の衰えを考慮した上での健康を、また、療法食なら病気が改善するように作られているのです。

おやつ程度なら多少食べても問題はありません。しかし、それを無視して日常的に食べさせていると、身体に余計な負担がかかり、やはり老化を促進してしまいます。

3. 人の食べものを与える

ベッドの上に置かれた朝食プレートを見つめる猫

腎臓は、若さを保ち寿命を決めるといわれるほどの臓器です。しかし、猫は水をあまり飲まないせいか、腎臓があまり丈夫ではありません。人用の乾物(煮干しや鰹節など)は、塩分が多いので猫には負担がかかります。

また、猫は犬と違って肉食動物です。肉を代表とするタンパク質を多く必要としますので、炭水化物が多くなると栄養バランスを崩してしまいます。腎臓病は老化が進む要因ですし、栄養不足もまた同じです。

本来猫に縁のない乾物類は猫用を、炭水化物はほどほどに楽しむのが猫の食生活のルールです。

4. 犬と同じものを与える

並んでご飯を食べるラブラドールとキジトラ猫

犬と猫は同じように見えますが、実は犬は雑食、猫は肉食動物です。犬の先祖といわれるオオカミは、今でも食べものがない季節には果物などを食べて飢えをしのいています。しかし、猫は今も昔もそれをしませんでした。

犬のフードには、肉食動物「猫」に必須の「タウリン」が絶対的に足りないといわれます。犬猫両方を飼っている方で、犬用フードを日常的に食べさせていればすぐに止めましょう。

つまみ食い程度なら問題ありませんが、代用するのはよくありません。これは逆も同じです。猫には猫の、犬には犬の栄養バランスがあるからです。

まとめ

シニア女性に撫でられる猫

猫の老化を早めてしまう原因はたくさんあります。しかし、原因の1つに食生活があることは間違いありません。猫には猫の栄養バランスがあり、それはライフステージや健康状態によっても変わります。

栄養バランスを考えながらの食事選びは大変ですが、そこは遊びやスキンシップで楽しくカバーし、若々しくいられる食事内容を目指しましょう。

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