大半は寝ている
猫ちゃんがぐっすりと寝ている姿を見ることは、飼い主さんの癒しでもあると思われます。一緒に暮らしていると、もはや寝ている姿を見かけることが当たり前となってきますが、そんな猫ちゃんは実は1日の大半を寝て過ごしています。
知らない人から見れば、こんなに寝るなんて具合が悪いのではと心配してしまうほどですが、猫ちゃんにとっては自然なことなのです。では具体的には猫ちゃんは、どのくらいの時間を眠っているのでしょうか。
猫ちゃんの睡眠時間
猫ちゃんによっても個体差がありますが、平均して12~14時間ほど眠っていると言われています。やはり一日の半分以上は寝ている計算になります。
人間の寝ている時間を8時間とすると、約2倍の時間を寝ていることになります。そのため飼い主さんが愛猫の寝ている姿をよく見かけることは当たり前のことなのです。子猫の時期にはもっと多くの時間、約20時間近くを寝ることに費やすこともありますし、雨の日は多めに寝る猫ちゃんが増えます。
雨の日の猫ちゃん
上記でもあるように、なぜ雨の日は睡眠時間が増えるのかという理由にはいくつかあります。基本的には猫ちゃんは肉食動物である狩りの本能が残っていますので、雨の日という獲物が表れにくいコンディションの中では狩りの成功率も下がるので、寝て体力を温存するということが有力とされています。
また、猫ちゃんは水が苦手ですので、濡れることを嫌ってじっとしているというのもプラスされていると思われます。猫ちゃんの先祖は砂漠に住んでいたとされていますので、もともと水気の無い地域で住んでいたことを考えると水を怖がってしまうのです。
加えて低気圧によって、体調が悪いから寝ているという説を唱える人もいます。これは人間でも心当たりがある人も多いので、なんとなく想像しやすいかと思われますが、猫ちゃんの中には雨の日はぐったりする子がいます。そんなときは、雨が止むまでじっとしていることが賢明と考えたかもしれません。
なぜ長く眠るのか
猫ちゃんの本来の生き方は「狩り」が中心ですので、体力を温存するために長く眠ることが大切だから、という事が理由とされています。また多く眠っている猫ちゃんは、実は睡眠の質はごく浅いものなのです。
警戒心の強い生き物でもありますので、寝ていながらも耳はそばだてて周りの環境を常に伺っています。深い眠りの状態は、一日に3時間ほどと言われており、その時は普段と寝姿も変わっていると言われています。
まとめ
今日のねこちゃんより:マミ♂ / 3歳 / サイベリアン / 4.1kg
猫ちゃんが寝ていると、思わず「猫になりたい」と考えてしまう飼い主さんも多いと思うのですが、狩りの成功率を考えての作戦ということが分かりました。眠っているところを邪魔しないように気を付けましょう。