猫の肥満のリスク
人も肥満になると体には様々な悪影響を与えますが、それは猫も同じ。太った猫はとても愛らしく見ているだけで癒されます。しかし猫が肥満になると言う事は、もちろんリスクを伴います。
猫が肥満になってしまうと足腰に負担が掛かるため、足や腰を痛める事はもちろん関節炎を引き起こしてしまう可能性もあります。また、ひどい時には捻挫をしてしまう場合も。更には猫ではレアケースですが椎間板ヘルニアを発症しやすくなり、その際には激しい痛みを感じるようになってしまいます。
上に書いた様々な理由から運動するのを嫌がり、更に肥満になってしまうと言う悪循環が見られますが、肥満になると内臓系にも悪影響を及ぼす他、無駄な脂肪によって呼吸が苦しくなってしまい日々の生活すらも困難になる可能性もあります。
このような事から猫の肥満には十分に注意しなければなりません。では、どのようにして猫を肥満から守れば良いのでしょうか?
猫の肥満を防ぐ
ここではいくつかの猫の肥満を防ぐ方法をご紹介します。
- 年齢に合ったフードを与える
- 時間をしっかり決める
- おやつの与えすぎに注意する
- 適度な運動をさせる
まず注意してもらいたいのが、子猫の時に買いだめしたフードが、余っているからといって成猫になった今も子猫用フードを与え続けてしまう場合。子猫用フードは子猫のために作られた物であり、成猫が食べ続けるともちろん無駄な栄養を摂りすぎてしまうため、とても太りやすくなってしまいます。
しっかりと年齢に合ったフードを与えるようにしましょう。そして与える時間ですが、常にフードが置いてあり、猫がいつでも好きなだけ食べられるという状態は大変危険です!しっかりと時間を決め、フードの袋に記載されている量だけを与えるようにしましょう。
また可愛い愛猫が喜ぶからと、おやつをたくさん与えたくなる気持ちも十分にわかるのですが、それを続ける事により、カロリー摂取のしすぎで肥満体質になってしまう事が考えられます。おやつを与える際は注意して与えるようにしましょう。たくさん与えすぎてしまった日はフードを減らすと言う工夫をするのも良いでしょう。
運動不足になるのを防ぐためキャットタワーの設置や猫用オモチャを用意して置く事もオススメ。猫は広さよりも高さを求める動物なので、上下運動が得意とされています。いくら広さがある部屋でも高い場所に登れないようだと猫が運動しなくなってしまう場合も!
猫が肥満になってしまった時の対処法
猫が肥満になってしまった場合、人間と同じくダイエットをさせる事をオススメします。ダイエットの方法として以下の3つがオススメです。
- ダイエット用フードに切り替える
- おもちゃを使ってフードを与える
- 新入り猫を迎える
肥満になってしまった猫には普通のフードではなく、ダイエット用のフードを与えるようにしましょう。又、うまく転がさないとフードが出てこないという工夫がされているオモチャも売っていますので、そのようなオモチャを用いてみるのも良いかもしれません。
そのようなオモチャは簡単に手作りできます。ペットボトルを横にして小さな穴を一か所だけに開け、ペットボトルをうまく転がしたらフードが数粒だけ出るという工夫している人もいますので、是非、参考にしてみてください。
更にオススメなのは新入り猫を迎える事。こちらは家族が増える事になりますが、先住猫がストレスを感じてしまえば元も子もないので、愛猫の性格をよく考えた上で試してみてください。
成猫になるにつれ、もちろん運動量が減ってきてしまうのですが、子猫を迎え入れる事により成猫も若返り、子猫と一緒に走り回って遊ぶようになった!というお話をよく聞きます。実際に知人の家でも8歳の猫が1日中寝てばかりで肥満になってしまったため、子猫を迎え入れてみた所、一緒に部屋中を駆け回って遊んでいるとの事でした!
まとめ
今回は猫の肥満についてお話させていただきましたが、猫も人間同様、肥満になる事によって体への負担は増えていきます。愛猫の健康を考えた上で、正しい健康管理を行っていきましょう