猫のおむつが必要になる3つのケース
猫さんにおむつが必要になるケースは大きく分けて3つあります。
- ①先天性、または後天性の疾患で下半身に麻痺などが残り、自分で排泄の調整ができない場合
- ②メス猫さんの生理の場合(猫は生理の時に出血しませんので交配を避ける目的で)
- ③高齢になり、介護が必要となる場合
こう見ていくと、人間と同じですね。人間も歳をとり、介護が必要になる方もいらっしゃいます。おむつが必要になるということは猫にとっても自然なことなんですね。
猫がおむつを嫌がる場合の注意点
飼い主さんとしてはこれが一番の難題ではないでしょうか。ただでさえお洋服を着ることを嫌がるペットさんもたくさんいるのに、おむつなんて…
やはり、友達や、周りの猫さんの飼い主さんたちにお話しを伺うとみなさん口をそろえます。
「つけてすぐに爪でひっかいたり、噛みついたりしてボロボロにしてしまうの」
「おむつだってわかると逃げてしばらく出てきてくれません」
「自分で脱ごうと引っ張って、ずれてしまって結局お掃除しないといけないんです」
など。
そこで重要なのが、この2点。
サイズをしっかり合わせて買ってあげましょう。
サイズが少しでも大きかったりすると、ずれやすく容易に自分でも脱げてしまいます。また、小さすぎても窮屈で動きが鈍くなったり圧迫したりしてしまうので良くないようです。
おむつカバーを使いましょう。
どうしても、爪を立ててしまう猫さんや噛んでしまう猫さんにはおむつの上から柔らかい生地のおむつカバーをしてあげてください。そうすると直接おむつをひっかくことや、噛んでしまうことも少なくなります。
少しでも心地よくおむつを穿いてもらえるように、飼い主さんとしても細やかに対応できるといいですよね。
猫のおむつを購入する場所
もちろん店舗での購入もできますが、今はとても便利なインターネットでも購入することができます。
ただ、初めておむつを購入するのであれば、ホームセンターなどのお店での購入をオススメします。先ほどお話ししたサイズ等を確認することもできる店舗があるからです。それ以降は同じサイズをネットや他の店舗で購入されてもよいと思います。
猫用おむつの需要が増える高齢化の背景
近年のペット社会では、人間の世界と同じく”高齢化”が進んでいます。その理由としては以下のようなことが挙げられます。
ペットの食事
年齢や体型、猫の種類に合ったそれぞれのペットフードがメジャーになっています。
動物病院の普及
動物病院の数は数十年前に比べ各段に多く、体調の変化に気づけばすぐにでも受診し先生の診断を仰ぐことができます。
健康診断
人間と同じように年に1度のペットドッグ等、飼い主さんが予約をして健康状態を常に把握することができます。
保険
病院や健康診断、お薬の処方などペット用の保険を適用することで病院へも行きやすくなっています。
このように、ペットたちがより良い生活をして長生きできるような環境が、昔よりもはるかに整っているからではないでしょうか。
もちろん、長く元気に生きていてくれることは私たち家族にとってはとても嬉しいことです。ただ、歳をとるということは見た目・筋力や体力にも当然変化が現れてくるでしょう。そこで、その時に備えて必要なことを勉強し、知識を持っておく必要があります。
まとめ
いつ、ご自宅の猫さんにおむつが必要になるかわかりません。飼い主さんとしての準備ということで、事前に勉強して正しい知識を身につけておくのはとても良いことなのではないかなと考えています。少しでも楽しく心地よく長生きしてもらうために、猫さんと一緒に生きていくために、これからも色々と勉強を続けようと思います。