1. ストレスフリー
猫にとって、ストレスは大敵!なぜならとても繊細で、すぐ体調に出てしまう生き物だからです。飼い主さんが大したことない、と思うことでも、彼らにとっては重大な場合も多々あります。人よりもかなり感受性が高いので十分気をつけてあげましょう。
例えば、大きな音が頻繁に聞こえる、構いすぎるなどは、ストレスの元となってしまいます。日常的に猫にとって嫌なことがないよう、極力抑えてあげてください。
あまりに不満が溜まると、凶暴になったり毛づくろいをしすぎたりします。今までと行動が変化したと思ったら注意しましょう。
2. 猫らしい生活
猫らしい生活とは、狩りをしてパトロールをして、そして眠る…。このようなパターンです。好奇心が旺盛でもありますから、ある程度の刺激も必要です。
家の中は安全なのですが、若干退屈してしまうのは事実です。飼い主さんが遊ぶ、体を十分動かせる環境を作るなどして、猫がつまらなくならないように工夫してあげましょう。活発でないと、病気になるリスクが高まってしまいます。
彼らの身体能力の高さをご存知ですか?一緒に暮らしていると良く分かると思いますが、自分の身長の5倍近くある場所にも、助走なしで飛び乗ります。加えて反射神経の素早さ、体の動きの機敏さには驚かされます。
それらの能力は猫が野生の生活を送る上で欠かせないものですが、室内飼いだとほとんど発揮する機会がありません。すごすぎる身体能力があるのに使わなかったら、持て余してしまうでしょう。ぜひ力を出すチャンスを与えてあげてください。
3. 腎不全対策
猫の死因で多いのが「腎不全」です。残念ながら予防法がないのですが…。年齢に合ったフードと水分摂取量をなるべく増やすこと、そして定期健診を受けさせることが大切です。
ご飯はたんぱく質が高すぎないもの、リンやナトリウムが少ないものにしましょう。水を積極的に飲まないので、ウェットフードにするのもオススメです。不安な場合は担当獣医師に相談すると良いでしょう。
病院に行くのがストレスになることも多いので、定期健診は猫の性格に合わせて行いましょう。理想は、年に1~2回です。血液検査で腎不全を見つけられるので早期発見に役立ちます。
4. 室内飼い
多くの長寿猫の飼い主さんが「室内飼い」を挙げています。外に出なければ、交通事故に遭うことはありません。喧嘩をしてケガを負うことや病気を貰う危険性もありません。
事実、室内飼いの方が外出する場合よりも長生き、というデータもあります。猫に長生きして欲しかったら外に出さないようにするのは必須でしょう。
ですが、家の中で事故に遭うこともあります。水を張ったお風呂で溺れる、隙間に入り込んで出られなくなるなどの危険性が考えられますので、十分注意しましょう。
5. 良く観察する
体調が悪くても、猫はいつも通りに過ごすことが多いです。はっきりと様子がおかしいのが分かった時は、もう手の施しようがない…ということも。
猫が本当は具合が悪いことを隠しているのでないかと気付けるのは、飼い主さんの観察によります。いち早く異変を察知できるよう、日頃から良く見ておきましょう。
いくら素知らぬ顔をしていても、どこかに不調のサインが出ているはずです。何となくいつもと様子が違う…と思った時はためらわず、動物病院を受診すると良いでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ヒヨコ♀ / 21歳 / 雑種(ミックス) / 4kg
猫に20歳を超えて生きて貰う方法はご紹介した通り、それほど難しいものではありません。もちろんご紹介した方法を全て試せば必ず長生きになる、という保証はありませんのでご了承ください。ただ、猫が健康に過ごす助けになることは間違いないでしょう。