猫に残っている犬歯全てを抜歯
保護猫なので、正確な年齢は分かりませんが、おそらく7~8歳くらいの猫を我が家で預かりました。来た当初は食欲もあり、我が家の雰囲気にもすぐに慣れて、特に怖がることもなく、以前からずっと住んでいた猫の様に過ごしていました。
ところが、暫くすると、ご飯を食べる量が少しずつ減ってきて、少し食べては休み、また少し食べては休みを繰り返すようになっていったのです。
それ以外の体調は特に悪くなく、ご飯の食べ方が気になっていたので、口を開けてみると歯がグラグラしているようでした。そこで、このままでは、食べられなくなるので、即病院へ行き抜歯をしたのです。
猫の抜歯前の検査
抜歯と言っても、病院へ預けてすぐにはできません。術前の血液検査が必要でそれで問題がなかったら、抜歯ができます。
1.止血凝固スクリーニング検査
抜歯すると多少なりとも出血するので、血液の止まり具合を調べました。
2.腎臓、肝臓の検査
上記の数値に問題なかったので、抜歯をすることができました。朝病院へ預けて夜に迎えに行く計画で、日帰りでした。抜歯の結果は残っていた犬歯4本すべて抜歯をしました。今では、歯は全くありません。
抜歯が終わり我が家へ帰って来てからの様子
1週間くらいはカラーを付けての生活になりました。
ただ、いくら透明のカラーとは言え、慣れるのには時間がかかります。帰って来て直ぐは、あちらこちらにぶつかっていました。ご飯も少しふやかしてから与えるようにとの事でした。
ただ、当日はやはり元気がなく、夕ご飯は食べずに、自分から猫ベッドの中に入って直ぐに寝てしまいました。
でも、翌日にはすっかり元気な様子で、朝からふやかしたご飯は完食し、水も上手に飲めたので安心したのです。
抜歯した後のフード
歯が全てないと、素人の考えでご飯は食べられるのだろうかと気にしていましたが、全く心配いりませんでした。
抜歯をしてから10日後くらいまではドライフードを少しふやかしていたのですが少しずつ固くしていって10日過ぎたころにはドライフードをそのまま与えても上手に食べることができていました。
口を開けてみると、歯が1本もないので、見た感じは何か違和感がありますが、それ以外は何も変わりません。
抜歯をしたおかげで、食欲も上がり今では毎日完食して元気に過ごしています。