ご飯を食べないのは『歯』に問題があるのかも?老猫の歯を抜歯した時の体験談

ご飯を食べないのは『歯』に問題があるのかも?老猫の歯を抜歯した時の体験談

推定年齢8歳くらいの猫を預かっています。我が家へ来たときはそれなりに食欲もあり、血液検査も特に問題はなかったのですが、少しずつ食べる量が減ってきました。そこで歯がグラグラしていたので、即抜歯をした時のお話です。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫に残っている犬歯全てを抜歯

保護猫なので、正確な年齢は分かりませんが、おそらく7~8歳くらいの猫を我が家で預かりました。来た当初は食欲もあり、我が家の雰囲気にもすぐに慣れて、特に怖がることもなく、以前からずっと住んでいた猫の様に過ごしていました。

ところが、暫くすると、ご飯を食べる量が少しずつ減ってきて、少し食べては休み、また少し食べては休みを繰り返すようになっていったのです。

それ以外の体調は特に悪くなく、ご飯の食べ方が気になっていたので、口を開けてみると歯がグラグラしているようでした。そこで、このままでは、食べられなくなるので、即病院へ行き抜歯をしたのです。

猫の抜歯前の検査

抜歯と言っても、病院へ預けてすぐにはできません。術前の血液検査が必要でそれで問題がなかったら、抜歯ができます。

1.止血凝固スクリーニング検査

抜歯すると多少なりとも出血するので、血液の止まり具合を調べました。

検査表が写っている

2.腎臓、肝臓の検査

クレアチンとBUNの数値が写っている

上記の数値に問題なかったので、抜歯をすることができました。朝病院へ預けて夜に迎えに行く計画で、日帰りでした。抜歯の結果は残っていた犬歯4本すべて抜歯をしました。今では、歯は全くありません。

抜歯が終わり我が家へ帰って来てからの様子

1週間くらいはカラーを付けての生活になりました。

ただ、いくら透明のカラーとは言え、慣れるのには時間がかかります。帰って来て直ぐは、あちらこちらにぶつかっていました。ご飯も少しふやかしてから与えるようにとの事でした。

ケージの中でカラーをしている

ただ、当日はやはり元気がなく、夕ご飯は食べずに、自分から猫ベッドの中に入って直ぐに寝てしまいました。

でも、翌日にはすっかり元気な様子で、朝からふやかしたご飯は完食し、水も上手に飲めたので安心したのです。

抜歯した後のフード

歯が全てないと、素人の考えでご飯は食べられるのだろうかと気にしていましたが、全く心配いりませんでした。

ご飯を食べている

抜歯をしてから10日後くらいまではドライフードを少しふやかしていたのですが少しずつ固くしていって10日過ぎたころにはドライフードをそのまま与えても上手に食べることができていました。

口を開けてみると、歯が1本もないので、見た感じは何か違和感がありますが、それ以外は何も変わりません。

抜歯をしたおかげで、食欲も上がり今では毎日完食して元気に過ごしています。

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