猫の肥満による病気の危険
大切な猫は家族の一員。何してもかわいいですよね。ちょっと太めでも、それがまた、もふもふ柔らかくてかわいい。
しかし、肥満が原因の病気になる可能性もありますし、若しくは何か病気が隠れているかもしれません。猫が肥満である場合、健康のためにもダイエットをしなければいけません。
猫の肥満の原因
家猫の場合、肥満の原因のほとんどが運動不足です。また、不妊手術をしたあとは
- 代謝が落ちる
- ホルモンのバランスが崩れてしまう
- 食欲が増す
等の変化があります。それ以外では、甲状腺機能低下症候群、高脂血症などの病気が隠れている可能性も。猫が肥満である場合、一度検査をしてみましょう。
猫の適正体重とは
病気ではなくて良かった!では、肥満を解消するためにダイエットしましょう。でも猫の適正体重ってどのくらいなのでしょうか?
ボディコンディションスコア(BCS)で適正体重を計算する
表にある猫の絵をみてどのくらいの肥満度か調べてみます。ダイエット時のカロリー摂取量は1日あたり「理想体重×35~40g。」市販のえさ袋の裏に書いてある、100gあたりのカロリーをもとに食べられる量を計算します。
猫のダイエットを成功させる方法
それぞれが気が向いたときに餌をあげてしまうと、ダイエットは必ず失敗します。うまくいく方法のひとつは、最初に1日に食べる量をはかって袋に入れておくこと。約1週間分を目安につくっておきます。おやつをあげる習慣があれば、それを含めて袋にいれておきましょう。
フードは年齢に合わせたダイエット用のものを
低カロリーでも必要な栄養素がとれるように考えて作られています。バランスが崩れるので、違う銘柄を混ぜないようにしてください。その時に注意してほしいのは、今まで食べていた餌をいきなり切り替えない事。
いきなり切り替える事で食べてくれない猫も多いようです。最初は今までのフードの中に、ダイエット用のフードを1割くらい混ぜて2日間ほど様子をみます。少しずつ混ぜる量を増やしていきましょう
また一日何回かにわけてあげるのもポイントです。分けて食べるとエネルギーの消費が高まります。 最初は「お腹がすいた~!」とニャーニャー鳴くので、せつないですが長く一緒に暮らしていくために頑張りましょう。
猫のダイエットには運動も大切
家猫の場合は運動不足になりがち。猫の特徴としては、平面的な動きより、上下に移動する動きの方が好きなようです。キャットタワーや階段をうまく使って遊び運動量を増やしましょう。
長時間遊び続けるのは難しいので、1回10~15分くらいにして1日3回くらいを目安にします。猫のためにも飼い主のためにも、信頼を深める大切な時間にしましょう。
猫のダイエットまとめ
いかがでしょうか。猫のダイエットで気をつけることは、ほとんどが人間と同じでした。愛猫と少しでも長い間一緒に過ごしたい。そのためにも、肥満に気をつけてダイエットをするなどして、しっかり健康管理をしてあげてくださいね。