猫の肥満度チェック
見た目で肥満度チェック
猫の体型を見た目でチェックして肥満度を知っておきましよう。猫の肥満度チェックは、見た目から5パターンのカテゴリに分けられます。
- 痩せすぎ
- 痩せている
- 標準
- 太っている
- 太り過ぎ
痩せすぎと言うのも問題なのですが、今回は肥満に重点をおいて見てみましょう。
猫の標準体型は、真上から見てくびれがキレイにありなだらかです。太り過ぎの猫は上から見ると、くびれがなくひょうたん型になっておりお腹が出ていたり、くびれがわからないようです。標準体型は、上から見てくびれがわかるのに対して、太っている猫はお腹が下に垂れて体の曲線に締まりがありません。また、太っている猫は、首も太くなり肩甲骨も見えなくなることがあります。
触って肥満度チェック
見た目と体にタッチする事でより猫の肥満度がわかります。見た目だけでは分からない時は、触って判断してみましょう。例えば肋骨を触って「どこかわからない」と感じれば太り気味なのです。猫が標準体型ならば、触った時に肋骨がわかります。また、痩せている猫は、触らなくても肋骨が浮き出ています。
猫の胸囲と後ろ足で肥満度チェック
猫の胸囲部分とLIM(膝からかかとまで)の長さから肥満度がわかるそうです。猫の胸囲とLIM部分をメジャーで測ります。LIMの長さに対して、胸囲の数値がどれぐらいかをみて体脂肪率を求めるものです。計算式もありますが、一度、チェック表を参考にして見ると良いと思います。
猫の1歳時の体重が115%を上回っているか
猫の肥満度チェックするためには、体格もありますので一概に猫の体重だけでは肥満かどうか判断するのはよろしくありません。そんな時に、猫の1歳時の体重に1.15をかけた数字で肥満度がわかるそうです。
これは体型から判断するBCS(ボディ・コンディション・スコア)の指標を参考にし、BCS4つまりやや肥満傾向がだいたい理想体重の115%であることから、これをかけることで理想体重がわかります。つまり、かけた数字が1歳時の体重以上だと肥満になるという事です。ただあくまで目安ですので参考にしてみてください。
猫の肥満対策
では、具体的に肥満対策はどうしたら良いのか見て行きましょう。
フードの与え方に工夫する
猫の肥満の原因は、フードの与え方です。猫に食べたいだけの量を与えない事が肥満を防ぎます。フードの置きっぱなしは危険だと言えるでしょう。ごはんを与える際に一日に必要なフード量を一度にお皿に置いている場合はできるだけやめて、フードを何回かに分けて与えるしましょう。猫がゆっくりと食べる事も肥満を防ぎます。
猫は噛む事をあまりしないことも多いので、猫が早食いしないように工夫してあげるのも肥満防止の一つです。カリカリを与える時に、遠くに投げたり、高いところに置いて与えるようにします。ペットボトルなどをくりぬいて転がしながらごはんがでてくるおもちゃを作ってあげたりする方法もいいと思います。
精神的な刺激が必要
猫の肥満には、運動はもちろん大切な事です。本来猫は、狩猟本能を持っています。しかし、飼い主のいる環境ではごはんは何もせずとも出てくるし、狩猟本能を使う機会は少なくなってしまいます。
肉体的と精神的のふたつが合体して健康な体が保てます。これは肥満対策としても大切なことです。猫のハンター精神は、探す、追いかける、捕獲する事でたくさんのエネルギーを消費して発散し幸福感が満たされます。ハンター精神の刺激が猫の肥満を予防するのです。家の中でも、猫が刺激される運動を心がけていくようにしましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ノア / ♂ / ラグドール / 0kg
猫の肥満度チェックについて紹介してみました。猫の肥満は、猫種や体格によってもかわり体重だけでは判断出来ないのです。しかし、愛猫の年齢から適正体重を知っておく必要はあります。
普段から、愛猫の肥満に気をつける為に、目で見る、触る、測るなどの簡単なチェックからやってみるといいですね。また、肥満を予防する対策も大切な事です。おやつの与えすぎ、年齢とフードの量を確認する、刺激的な運動を心がけるようにしたいですね。