猫に人間の食べ物を与えないで!
食べ物を食べていると、猫がジーっとこちらを見ていて、欲しそうな視線をひしひし感じることありますよね?無視するのは可愛そうだし…熱い視線に負けて思わず自分の食べているものを猫にあげてしまった…。それが猫にとっての災難の始まりになる場合もあります。
では、どんな理由でダメなのかをご紹介します。
1. 味付けが濃すぎるから
人にとっては美味しい味付けでも、猫にとっては濃すぎます。塩分や糖分などの摂りすぎになってしまいます。すると、腎臓に負担がかかるなど、猫の体にとっては嬉しくない現象が起こります。
ですが、味付け前の食材を、与えることは絶対に禁止ではありません。猫が食べても良い食材ならば、味付け前、火を通しただけの時に取り分けるのはOKです。
2. 猫に毒となる物が含まれているかもしれないから
猫は肉料理や魚料理などに特に興味を持ちますが、そこに玉ねぎやニラなど、猫が食べてはいけない食べ物が含まれていることは、多々あります。
猫が可愛くおねだりするからと言って、ハンバークなんかあげた日には…!中毒で体中の赤血球が、破壊されてしまうかも…
3. 肥満になる可能性があるから
人の食べ物を猫が食べると、カロリー過多になり肥満となってしまうことがあります。肥満は、人にとっても猫にとっても、万病の元。
人の場合は自己責任ですが、猫の場合は飼い主さんの責任です。猫が肥満になってしまわないよう、十分注意してあげてください。特に去勢・不妊手術を行った猫は太りやすくなる傾向がありますので、要注意です。
4. 栄養が偏ってしまうかも
猫に必要な栄養は、人とあまり変わりないのですが、猫は肉食動物です。栄養が変わりなくても、その適正量が異なるのです。
人の食事には炭水化物が多いですが、猫に炭水化物を多く与えると消化しきれず下痢になったり、高血糖などを起こしてしまったりと、色々問題が起こります。
5. 盗み食い常習犯になる可能性も!
猫は結構なグルメが多いです。気に入ったご飯以外は食べにゃい!という猫もいます。ですから、人のご飯を与えてそれが気に入ってしまうと、以降はそのご飯を食べようとするかもしれません。
うっかり食卓に置きっ放しにしておいたご飯が、狙われることでしょう。気が付いたらお皿が空になっており、そこに満足そうな顔をして舌なめずりする猫が…なんてことが日常的になってしまうかもしれません。
これが猫の体に良くないのは、もうお判りですね。
まとめ
今日のねこちゃんより:ナナ / ♀ / 雑種(ミックス) / 3.5kg
人の食べ物を猫に食べさせるのは、ご覧のようにデメリットが大きいです。そのデメリットがある事を知りながら、猫に与えるのか与えないのかは、飼い主さん次第です。本当に猫に良いと思われる方を、選んで行きましょう!