お魚が好きなのは日本だけ!?世界で違う猫の食べ物

お魚が好きなのは日本だけ!?世界で違う猫の食べ物

猫と言えばお魚!これは昔から常識です。市販されているキャットフードは魚味が多いですよね。うちの猫には刺身もあげるよ。といった声もよく聞きます。しかし実は、これが常識なのは日本だけだと知っていますか?

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

アメリカの猫は何が好き?

猫とお菓子

アメリカの猫は生クリームがお好き

生クリームは乳製品ですからね、猫が好むのも納得です。言われてみれば、アメリカの映画等では「ほーらマイケルミルクだよ。」といった、乳製品を与えるシーンが多いですね。

しかし生クリームは高脂肪、高カロリー。与え過ぎると、人間と同じく肥満や糖尿病を招く要因になります。アメリカでも日本でも肥満や糖尿病の猫は増えているようです。

アメリカの猫はピザも好き!

これはピザの味というより、チーズとお肉に惹かれているのだと思われます。チーズも乳製品。

アメリカの猫の好きな生クリームと同じ系統ですからね。しかしピザは味が濃厚な物です。塩分、油分が多すぎるので、猫に与えるのはもちろん良くありません。

イタリアの猫は優雅にパスタ

猫とパスタ

パスタの国イタリア。猫もパスタが大好きです。炭水化物の固まりのパスタ。一見猫が好むとは思えませんが、チーズをふんだんに使ったパスタもあります。

猫はパスタではなく、アメリカの猫のピザと同じくチーズに惹かれているのかもしれません。しかし、乳製品の使われていないパスタを好んで食べる猫もいるそうです。そもそも猫は肉食なので、穀物ベースのパスタでは栄養が足りませんので真似しないようにしましょう。

インドは猫もカレー好き

猫とカレースパイス

なぜ!と言いたくなりますが、インドでは猫もカレーを食べるようです。カレーにはたくさんの種類の香辛料が使われますが、猫によってはいくつかの種類の香辛料にマタタビと同じような反応を示すことがあるようです。

しかし肉食獣である猫が主食として大丈夫なのか疑問ではあります。他に恐らくネズミ等を狩ることで、自力でタンパク質は摂っているのかもしれません。

香辛料は猫にとって刺激が強いので、もし興味をもって寄ってきても匂いをかがせるだけにして、愛猫に与えないようにしましょう。

日本で「猫=魚」となった理由

猫と魚

各国の代表料理が、各国の猫の好物となっているのが分かっていただけたと思います。

ではなぜ日本では魚なのか。他にも美味しい物はたくさん有るのに、と思われたかもしれません。実はこれにもちゃんと理由があるのです。

猫は本来日本にはいなかった

猫は元々砂漠の生き物です。エジプト辺りで飼われていたのが「飼い猫の起源」と言われています。それが船の積荷をかじるネズミ駆除のために船に乗せられて海を渡り、積荷とともに世界中にわたったとされています。

日本では、平安時代の貴族のペットとして飼われていたのが飼い猫の始まりだと長らく言われてきましたが、最近の発掘で弥生時代には日本に猫がいたことが分かりました。海を渡って日本にやってきた人と一緒に連れてこられたと考えられています。

猫の食事ですが、長い航海の間はネズミだけでは足りない事もあったでしょう。肉食獣への食事はタンパク質でなければなりません。結果として、海でとれるタンパク質であり、人も食べる魚が与えられたのです。

日本人の食文化に合わせた

昔の日本では、今ほど一般的に、また大量に肉を食べていませんでした。特に江戸時代の町人は、獣の肉よりは主に魚を食べていたため、そこで飼われるようになった猫も、自然と魚を食べて暮らしました。そしてそれが今日まで続いている、というわけなのです。

まとめ

猫とごはん

猫の食の好みは、その国の歴史や文化と強く関わっています。しかし好きな物を猫に欲しがるだけ与えてはいけないのは万国共通です。そう考えると猫も人も同じと言えますね。

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