猫はココナッツを食べても大丈夫?注意したい事や効果

猫はココナッツを食べても大丈夫?注意したい事や効果

猫にココナッツを与えても大丈夫なのでしょうか?今回は猫とココナッツについて、注意点などをまとめました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫はココナッツを食べても大丈夫?

ココナッツ

ココナッツは人間の体に良いと言われていて、様々なメリットがあると言われていることをご存知でしょうか?実は人間だけでなく、猫や犬にも様々なメリットや効果があると言われていますので、猫にココナッツを与えることは特に問題ないとされています。

しかし与え方を間違えたり、与えすぎてしまうと、逆に猫にとって体に悪いものになってしまうため、与え方や量には注意が必要になります。

では次に猫にココナッツを与える時の注意点や効果を見ていきましょう。

猫にココナッツを与える時の注意点と効果

ココナッツオイル

猫にココナッツを与えた時のデメリット

ココナッツの果肉、そしてココナッツミルクやココナッツオイルを大量に猫に与えてしまうと、ココナッツに含まれる油脂が原因で、猫は軟便や下痢、胃のムカつきなどの症状が見られる場合があります。

中には猫にココナッツを与えてしまうと脂肪肝症を起こすことがあるので、注意するべきだという医師もいるそうで、愛猫を健康にしたいと思うのであれば週に1度、小さじ1杯程度を与え様子を見てみると良いかもしれません。

ただし長期にわたって与え続けてしまうと、猫の体調が悪くなってしまう可能性もあり、逆に健康状態に問題が出てしまうことも考えられますので、与える際には注意しなければいけません。

ココナッツを与えることに関しては、獣医師によって意見が分かれることだと思いますので、愛猫のかかりつけ医に相談し、与えるかどうかを相談して慎重に考える必要があります。

猫にココナッツを与えた時の効果

  • 便秘の解消
  • 皮膚病の緩和
  • 口臭
  • 消化器機能の向上
  • 甲状腺機能の向上
  • 体重増加を防ぐ

猫にココナッツを与えることで得られる効果は、主に便秘の解消、皮膚病の緩和や口臭ケア、消化器機能の向上や甲状腺機能の向上、体重増加を防ぐ、など様々です。

猫にココナッツを与える方法

ココナッツと猫

猫の餌に混ぜる

猫にココナッツを与える時にオススメの与え方ですが、猫の餌にココナッツオイルを小さじ1杯分ほど混ぜて与えると良いと言われています。毎食与えるのではなく、1日に小さじ1杯分です。1食に混ぜ込んでもOKですし、小さじ1杯分を2、3食分に分けて与えてもOKです。

こんな症状が現れたら量を減らす

猫にココナッツオイル等を与えて、万が一、軟便や下痢、胃の不調などの症状が見られた場合には量を減らして様子を見ることをオススメします。人間でもそうですが、ココナッツオイル等を摂取した後、デトックス効果が見られる証拠として数日間の倦怠感などを感じることがあります。

猫や犬の場合も同じような症状が見られることもありますので、元気がない、寝てばかりいる等の症状が見られた場合、数日間は量を減らしながら様子を見てみると良いかもしれません。

様子を見て改善されない場合は病院へ

便秘が解消されはじめた時には、2・3日軟便になる可能性もありますが、その後様子を見ていると便の状態も落ち着いてくることがほとんどなので、特に心配はいりませんが、数日経っても軟便や下痢が目立つという場合には、体に合っていない証拠かもしれませんので、ココナッツオイルを与えることを一度中断することをオススメします。

まとめ

舌なめずりする猫

今回は猫にココナッツを与えることについてまとめました。猫にココナッツを与える場合、ココナッツオイルにして餌に混ぜ込むのがベストだと言えます。ココナッツが猫にもたらす効果は様々で、健康になる場合があると言われていますが、中には与えない方がいいという獣医師も。

愛猫のかかりつけ医に相談し、猫にココナッツオイルを与えるべきかどうかを確認してみたほうが良いかもしれません。もしかすると、愛猫の健康状態がグンとよくなることがあったり、逆に体調が悪くなったりしてしまう場合もあり、猫によって様々ですので、与えすぎ等には十分に注意する必要があります。

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