猫は馬刺しを食べられる?
馬刺しを食べさせてもOK!
猫は馬刺しを食べられます。実は猫と馬肉の相性は良いと言われています。猫の食いつきも良く、馬肉の味も猫の好みに合っているようです。最近は、猫や犬へ与えるペットのフードに馬の肉を使用する飼い主も多くなっています。
猫にとって馬刺しを食べるメリットとは?
馬肉はその他の動物の肉に比べてカルシウムや鉄分が3〜4倍、ビタミン類の含有量が豚肉の3倍、牛肉の20倍と圧倒的に多く栄養価が高い肉の種類です。
そしてカロリーは牛肉や豚肉の半分以下という低さです。その上、猫にとって必要なタンパク質は肉の中でも優等生に入る含有量です。その他、馬肉は猫の健康に良い素晴らしい特徴を沢山含んでいます。
馬刺しなど猫が生肉を食べるメリットとは?
- 生肉はドライフードより消化吸収が良い
- 猫の苦手な穀物や添加物を含まない
- 生肉にはアミノ酸やビタミンA、酵素が豊富に含まれる
- 猫の慢性腎不全などの予防に効果を発揮する
- 猫の歯や顎の健康増進に効果
- 馬、鹿、牛、ラムの順に生肉は良い
猫はネズミや鳥などの小動物を捕獲していた根っからの肉食動物です。
猫の完全室内飼いが普及するまでは、猫達は外へ出かけ捕獲し普通に生肉を食べていました。猫が生食から加工食に移った歴史はまだ浅いのです。馬肉を筆頭に、鹿肉、牛肉、ラム肉も生で猫が摂取しても良い肉の種類です。
猫が食べてはいけない生肉とは?
豚肉
ただし猫が肉食動物だからと言って与えてはいけない肉の種類もあります。寄生虫(トキソプラズマなど)が感染しやすく中毒をおこしやすいので豚肉は猫に生では与えてはいけない種類です。
鶏肉
そして生食用であっても鮮度が早く落ち、サルモネラ菌や大腸菌が発生しやすく嘔吐や下痢などの中毒症状をおこしやすい鶏肉も猫にはNGの生肉の種類です。決して猫に加熱していない豚肉や鶏肉を与えてはいけません。我々人間も生では食べない肉の種類ですが、身近な肉の種類ですので注意が必要でしょう。
馬刺しを猫に与える時の注意点
獣医師に相談が必要
安全性の高い馬肉ではありますが、猫の身体の状態や年齢により健康に大きく影響してきます。健康に良いからと与え始めた馬刺しが、健康を害するようになってしまったら大変です。獣医師に飼い猫へ馬刺しを与えても大丈夫か相談をしてから与えると良いでしょう。
猫には少量を与える
猫の体質や健康状態、季節により、馬肉を食べて猫が調子を崩す事があるかもしれません。まずは少しづつ与え、猫がお腹を壊さないか、嘔吐が無いか、そして痒がったりしないかなど確認をした上で、スプーン一杯ぐらいを限度に与えてください。
薬味や調味料は厳禁
猫に馬刺しを与え馬の肉の味を覚えた場合、飼い主が食べていると欲しがるかもしれません。ただし人間は塩味を増やす調味料や、ニンニクやわさび、しょうが、ネギなどの薬味を使用しています。ネギやニンニクは重大な健康被害を猫にもたらしますので、絶対に何も使用していない馬刺しを与えてください。
鮮度、脂分に注意!
そして、鮮度の落ちやすい生肉の取り扱いには十分な注意が必要です。猫には馬肉の脂分はよけて与えます。
まとめ
猫は馬刺しを食べても大丈夫?与え方やおすすめ商品までをお伝え致しました。猫の健康を考え作られた総合栄養食であるキャットフードを与えていれば、猫に必要な栄養素は十分に摂取する事ができます。
しかし、猫の食いつきが良いと言われる馬肉をメニューの一つととして考えると、食欲不振やフードに飽きたときのアイデアの一つになるかもしれませんね。
猫にとってどのような食事が一番嬉しいのかなと飼い主は日々考えますよね。私はつい最近、水道水のカルキを抜くために水を溜め一日中日光に当ててから猫に与えました。
カルキは抜けていたようですが、水が劣化し逆に愛猫の嘔吐を引き起こしてしまいました。良かれと思って始めたことが原因で猫に悪影響を与えてしまいました。
しかし、食事は生き物の生死に関わってきます。ちょっとした疑問点でも、かかりつけの獣医師に相談し、愛猫の健康増進は確信を持って行いたいものですね。