猫が美味しそうと感じる食べ物の特徴
猫が美味しそうと感じる3つのポイント
- 香り:猫が食べる前の食欲を促す
- 食感:食べている最中に感じる
- 栄養バランス:食後に感じる部分
ロイヤルカナン社によりますと、猫は食べ物の「香り」「食感」「栄養バランス」から「美味しい!食べたい!」と感じていると言われています。猫は、五感の中の「嗅覚、触覚、味覚」に響く食べ物を「美味しい」と感じていると言えるでしょう。
また、好みの食べ物は「肉食動物として身体に必要なものを摂取する」という生来的要素に加え、「育った環境」「生後三ヶ月までに食していた物」が影響すると言われています。
人でも美味しそうと感じる物
焼き魚や刺身、煮干しなど人でも美味しいと感じるものは猫から見ても「美味しい」と思う物が多いようです。ただし、猫が食べ過ぎると肥満や尿石症になりやすかったり、腎臓に負担をかけてしまうい食べ物である事が多いという点も特徴としてあげられます。
動物性タンパク質が豊富なもの
猫は本来、肉食動物なので身体を維持するために動物性タンパク質を必要とします。また、タンパク質以外のものをエネルギーに変えることがやや苦手なため、猫は犬や人間より多くのタンパク質を必要としています。そのため、動物性タンパク質の多い食品を「美味しい」と猫は感じるようです。
猫が美味しいと思っているときの仕草
- 猫がリラックスした雰囲気で食べている
- 半分以上目を閉じて食べている
- 舌を半分くらい突き出す動作が見られる
- 食後に猫が鼻を舐める
猫が美味しいと思っている時は全体的にリラックスして落ち着いています。そして半分以上目を閉じ恍惚とした表情もする事が多いです。かつて調査では、猫が鼻を舐めるときは食べ物が「不味い」からと説明されていましたが、近年は「美味しい」時に猫が行う動作と言われ始めました。
猫にとって美味しい物は注意が必要
猫が美味しいと感じる物は匂いが良く、塩分濃度が高い場合が多いです。多く食べ過ぎてしまうと、塩分を多く摂取し過ぎてしまうことになりますので猫に与える量にはくれぐれも注意が必要です。
また、特に魚においては青魚やタコ、イカを与えてはいけません。そもそも猫は魚だけを食べて生活する動物ではないので、「目先の変わったご飯」や「おやつ」として少量与えるぐらいが良いでしょう。
猫が美味しくないと思う食べ物の特徴や「まずい」の仕草
猫が美味しいと思わない食べ物の特徴
- タンパク質の少ない食べ物
- 匂い、食感が好みでない食べ物
- 大きさや形が猫の好みに合わない食べ物
- 温度が冷たい食べ物
猫はタンパク質の少ない食べ物には、だんだんと興味を失ってくるようです。美味しい食べ物でも、冷たかったり形状が猫の好みに合わないと「美味しい」と思わないようです。
猫が美味しいと思わない時の様子
- 口を開けたまま舌を出す
- しわが寄るほど目を閉じる
猫は美味しい時にはたいてい目を半分閉じていますが、しわが寄るほどきっちり目を閉じて食べているときは「不味い食べ物」に対するリアクションであると言われています。
猫に美味しいと思ってもらうために出来ることは?
食べ物を温める
猫の好みの温度は常温から体温である25度〜37度とされます。冷蔵庫から出したばかりの食べ物にはあまり食欲をそそられないようです。電子レンジなどで温めると猫の食いつきがよくなります。
食べ物を入れる食器の材質や高さ
食べ物ではありませんが食べ物を入れる「食器の材質、食器の高さ」も大変重要です。陶器製、ガラス製、プラスチック製、ステンレス製など様々ありますが、好みは猫によって違うようです。
そして子猫時代に使用していた食器では成長するにつれて高さが足りなくなってきます。台の上に食器を乗せたり、高さのある食器に変更する等、猫の成長に合わせてあげる必要があるでしょう。
季節の変わり目や体調の変化
季節の変わり目は猫にとってストレスがかかりやすい時期で食べムラや食欲が落ちることが多いです。また、持病やそれによる体調の変化があると美味しいと思う食事が急に変わったりすることもあります。
まとめ
猫が美味しそう!と思う食べ物の特徴についてお伝えいたしました。
飼い主は、いつでも愛猫が美味しいと感じている姿を想像しながら食事を準備していますよね。人間の食事もそうですが、美味しいと思うものは大抵、食べ過ぎると健康を維持していくには不利な点があります。
なるべく美味しいと猫が思ってくれる食べ物を長く与え続けられると嬉しいと切に思います。これからも、愛猫の様子に注意しながらますます充実するように考えていきたいです。