猫は柿を食べられる?与える時の注意点や安全な食べさせ方

猫は柿を食べられる?与える時の注意点や安全な食べさせ方

秋の味覚である「柿」。上品な甘みと豊富な栄養素が、魅力です。そのままで食べるも良し、干し柿やお菓子にしても、美味しいですね。猫が人の食べ物を欲しがる事は良くありますが、もし柿を食べたがった場合、猫に柿を食べさせても、大丈夫なのでしょうか?

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

猫は柿を食べても大丈夫?

柿越しの猫

猫が柿を食べても大丈夫!

猫が柿を食べても、大丈夫ですが、猫に柿を与える時はいくつか注意した方が良い点があります。それらの注意点を守り猫に柿を与えれば、柿に含まれるビタミンCやβカロテンなどにより、免疫力の強化や抗酸化作用(活性酸素を抑制し、体内の酸化や動脈硬化などを防ぐ)の期待が出来ます。

猫に柿を与える時の注意点

お皿を舐める猫

猫に柿を与える時の注意点は、以下の通りです。

  • 猫に柿を与える時は量に注意
  • 柿の皮、種は取り除く
  • 猫に与えるのは甘柿のみ

柿の量に注意

食べ過ぎの猫

猫に柿を与える時は、小さじ1杯程度にしましょう。また、初めて与える場合、果汁を舐めさせる程度のごく少量からにして、猫の体調に変化がないか、様子を見てください。問題なさそうであれば、与える量を少しずつ、増やしていきます。

柿は食物繊維が含まれますので、適量であればお腹のお掃除をしてくれますが、過度になると逆に、便秘や下痢を引き起こす可能性があります。

また糖分も摂取しすぎると肥満や糖尿病の原因となりますので、毎日柿を与えるのは良くないでしょう。柿は必ず、猫に与えなければいけない食べ物ではありません。猫が食べなくても平気な食べ物なので、無理に与える必要はないです。

柿の皮、種は取り除く

柿の皮には、実よりも多くの食物繊維が含まれています。猫が食べると便秘や下痢を起こすかもしれません。また、柿の種は猫の喉や胃、腸に詰まる可能性がありますので、必ず取り除いてから、柿の果肉のみを猫に食べさせるようにしてください。

渋柿は猫に与えてはいけない!

柿には、甘柿と渋柿の2種類あります。甘柿は猫に少量与えても問題ありませんが、渋柿は水溶性タンニンが含まれていて、猫にも強烈な渋味を感じさせます。ですから、猫に生の渋柿を与えるのはやめましょう。

猫に柿を食べさせる方法

おやつを舐める猫

猫が柿を食べたがる時、少量(小さじ1杯程度)をそのまま与えても良いですし、柿をプレーンヨーグルトに混ぜて、猫に食べさせても良いでしょう。あくまでも、猫に柿を与えすぎないように注意してください。

「柿」を使用した食品や食べ物は?

枝になっている柿

柿を干した干し柿や柿の葉などは、猫に食べさせても大丈夫でしょうか?柿に関する食べ物には、以下のものがあります。

  • 干し柿
  • 柿の葉
  • 柿ピー
  • 牡蠣

干し柿は猫に与えてはいけない

干し柿

干し柿は生柿を干した食べ物ですが、猫に与えるには少し注意して下さい。生柿よりも多くの食物繊維とカリウムが含まれ、量や猫の体調によっては悪影響を与えることが考えられます。干し柿は、カリウム含有量の多い食品(果物)の上位に挙げられ、人間の腎不全患者さんに対しても摂取に注意が求められています。

干し柿を猫の手が届くところに置いておくと、もしかしたらかじってしまうことがあるかもしれません。干し柿は猫が近づけない場所に保管しておきましょう。

柿の葉は猫に与えても大丈夫

柿の葉

柿の葉は、少量であれば猫に与えても大丈夫でしょう。柿の葉は食物繊維が豊富なのですが、お伝えしてきた通り、与えすぎると便秘や下痢を引き起こす可能性があります。

肉食動物の猫ですが、意外と植物にも興味を示すので、家の中に柿の葉を置いておくと、匂いを嗅いだりかじろうとするかもしれません。猫が柿の葉を大量に食べないよう、注意してあげてください。

柿ピーは猫に食べさせてはいけない

柿ピー

柿ピーは、人には美味しい食べ物ですが、猫には味つけが濃すぎます。食べさせないようにしてください。柿ピーのピーナッツも、猫には与えない方が良い食べ物です。柿ピーに入っているピーナッツ好きな猫もいるのですが、隙を見て奪われないように気をつけましょう。

牡蠣(カキ)は猫に与えてはいけない!

牡蠣

冬になると旬を迎え、美味しくなる牡蠣ですが、猫には与えない方が良いでしょう。飼い主さんが牡蠣を食べている時に催促されても、心を鬼にしてください。一時の感情で牡蠣を与え、愛猫に苦しい思いをさせ、1番後悔するのは飼い主さんです。

牡蠣について監修獣医師による補足

生や調理が不十分な牡蠣を食べるリスクには、細菌による食中毒があります。生ガキが原因として話題になることも多いノロウイルスは、ヒトノロウイルスであり猫へ感染しないと考えられています。

また、貝類全般にはビタミンBの一種であるチアミンを破壊するチアミナーゼが含まれているので、牡蠣以外でも生の貝類は猫に与えないようにしましょう。(チアミナーゼは加熱すると、その働きを失います。)

貝類には他にも、自然毒のリスクがあります。自然毒については、こちらの記事も参考にして下さい。

犬はしじみを食べても大丈夫?期待できる効果と与える際の注意点

獣医師:木下 明紀子

まとめ

猫と柿とかぼちゃ

猫と柿の関係、お分り頂けたでしょうか?少量なら猫に与えてもOKですが、個体差がありますので、特に初めて柿を与える場合は、慎重に猫の様子を見ながらにする必要があります。

もし愛猫と一緒に旬の柿を楽しみたい時は、愛猫の安全第一にしたいですね。

40代 女性 さおり

我が家の猫ちゃんに、柿を与えるときには、皮をむき、種を取り除き細かく刻んで少量だけおやつに与えています。
秋のお楽しみなので猫ちゃんたちも楽しみにしていますし、美味しそうに喜んで食べます。
栄養価が高い柿ですので、すすんで食べさせてあげたいですね。
食欲のないときには、猫ちゃん用の出汁で煮込むとまた、よく食べてくれます。

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