猫は氷をなめても大丈夫なのか
- 猫に氷を与えても大丈夫!
- 猫の脱水症予防に氷を使うのは有効的
猫は氷をなめても問題はありませんし、氷は夏の水分補給をするときにはぜひ有効活用したいアイテムです。猫は元々水分をあまり摂らなくても平気なのですが、水分を摂らないがために結石になりやすい動物です。
そのため夏の暑い時期に冷たい氷で遊びながら水分補給もできる氷はとても有効的な手段だとも言えます。ただし猫ちゃんに必ず氷を与えなければいけないというわけではありません。
猫ちゃんにとって氷は栄養素があるわけでもないので、冷たくて嫌い、氷が怖い、といった態度を見せたら無理に与えなくても問題ありませんので安心してくださいね。
氷を与える時の注意点
猫に氷を与える量
- 氷を与えるタイミングは『たまに、わずかな量』
- 猫に与える氷は小さめの物を2~3個にする
- 猫に氷を与えすぎると低体温、下痢などになる可能性
猫に氷を与えるときの注意点はその量です。人間も暑いからといって大量の冷たいものを食べるとお腹を壊す原因になりますよね?それと同じで猫もあまりにも大量の氷を食べてしまうとお腹を冷やしてしまい、下痢などの症状を引き起こします。
さらにクーラーの効いた部屋で1日中過ごしているのに氷を食べるなんて、お腹を壊すのは目に見えています。氷を与えるのは時々、小さめの物を2~3個与えるようにしましょう。
氷による食欲の低下に注意
猫は氷を食べると胃腸が弱ることがあります。これは冷たい物を食べることが体質に合わなかったのが原因です。胃腸が弱ると食欲不振に陥ってしまうので、初めて氷を与えた時は体調に変化がないか十分に気を付ける様にしましょう。
氷の張り付きに注意
氷をずっとなめていると舌に張り付いた経験ありませんか?あの現象はもちろん猫ちゃんでもおきます。人間なら無理に取らずに少しづつ溶かしたりして取れますが、猫ちゃんはそんなことわかりませんので張り付いた氷を乱暴に取ろうとします。
その結果口の中を怪我してしまう事故に発展する可能性があるのです。氷を与えるときは飼い主の目がちゃんと届いているところで遊ばせてあげるようにしましょう!
氷食症に注意!
季節関係なく氷が食べたくて仕方がない、『氷を食べていないと落ち着かない!』そんな症状を氷食症と言います。この氷食症は人間に見られるものですが、猫ちゃんにも表れることがあります。
猫ちゃんは喋らないので、氷が食べたいと叫ぶことはありませんがやたらと冷蔵庫の前で鳴く、氷を見ると異常に欲しがると言う場合は氷食症の可能性も0ではありません。心配な方は一度獣医さんに相談してみてはいかがでしょうか?
氷の食べ過ぎでおこる『頭キーン』に注意
かき氷を急いで食べた時こめかみのあたりがキーンとなったことありますよね?あれは猫ちゃんでも見られる症状です。そうそう大量に食べることはないでしょうが、猫ちゃんは氷や冷たいものを食べて頭がキーンとなると白目をむいたすごい顔になります。
あまりやりすぎるのはよくありませんので猫ちゃんの頭キーンには注意してください。
↑こちらはアイスを食べて頭キーンとなっている様子ですが怖いです。ドキッとします。ちなみにアイスは猫にとって体によくないのであまり与えないようにしましょう。
猫の汗と体温調節
猫ちゃんは人間のように汗をあまりかきません。被毛の下の皮膚には汗をかくための器官「汗腺」はなく手足の肉球にのみ存在しています。これは猫は昔砂漠で生きていたためです。
砂漠はとても暑いのに加え水分を摂ることが困難なため少しでも体の中の水分を無駄にしないために、汗をかくのは最小限にとどめるような体の作りになったと言われています。
しかしその分、体温調節が苦手となり熱中症や脱水症状になりやすい動物にもなってしまいました。そのため、体温調節を助けるために猫に氷を与えて遊びながら体温調節と水分補給をさせるのはとてもいい方法だと言えます。
氷をなめたり、滑る氷を前足で転がしながら遊んだり、鼻をくっつけて遊んだりと楽しそうに遊ぶ姿を見ることができますよ!
猫に氷を与える方法
氷水
猫ちゃんに楽しんで氷をなめてもらいたければ普通に与えるのではなく、氷水を作ってみてはいかがでしょうか?氷水の中に沈んだ氷を前足でちょっかいを出したり頑張って取ろうとしたりと、可愛い仕草を見ることができますよ。ただし、氷水は大変冷たいので猫ちゃんの飲みすぎには気を付けましょう。
↑氷水で恐る恐る遊ぶ猫ちゃん達
丸い氷
風船で簡単に作れる丸い巨大な氷で楽しませてあげるのもいいですね。いつもの小さな氷に飽きた、多頭飼いでいちいち与えるのは大変!そんな人ならぜひ挑戦してみてください。
↑10匹の猫ちゃんがそれぞれ楽しそうに遊んでいます!反応はそれぞれで面白いですね。
お皿に氷を入れて渡す
空っぽのお皿に氷を入れて猫の前に差し出してあげると良いでしょう。初めて見たときは「何だろう?」と興味津々に匂ったりします。しかし、次第に冷たいということを理解すると舐めたり遊んだりしてくれます。
まとめ
今回は猫の氷についてご紹介しました。暑い夏は人間も猫も過ごしにくいですよね。かといって冷房にあたりすぎると体調を崩す原因になります。そういう時は氷や冷却グッズを使って上手に暑い夏を乗り切るようにしましょう!
20代 女性 うみか
最初は、驚いていましたがすぐに氷に慣れて遊び始めました。氷を転がして遊び回り、辺り一面が水だらけになりましたが、微笑ましかったです。スゴく暑い日には小さな氷を浮かべた氷水を飲ませていました。我が家の猫ちゃんは、下痢をすることもなく過ごしてくれました。
暑い中、出掛けるときにはエアコンをして適温にし留守にしますが、氷水を置いていくことも忘れないようにしています。氷水の方が、よくのんでくれます。熱中症にならないようにと思い、水をよく飲ませるためにも、色んな工夫が必要ですね。