猫はわらびを食べてはいけない!中毒のリスクや誤食時の対処法

猫はわらびを食べてはいけない!中毒のリスクや誤食時の対処法

季節の食べ物である山菜のわらびですが、猫が興味を示しても与えてはいけません。与えてはいけない理由や誤って食べてしまった時の対処法を述べていきます。

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猫にわらびを与えてはダメ!

猫にわらびを与えてはダメ!

猫に山菜である「わらび」を与えることは、中毒やアレルギーの危険性があるためやめましょう。

室内猫であれば外に出ることはないため、わらびを食べてしまうという可能性はあまりないかもしれません。ですが、室内猫でも、飼い主さんがわらびを購入してきた場合には、目を離したすきに猫が食べてしまうことがあるかもしれません。

そのようなことが起こらないように、わらびに限らず猫にとって危険な食べ物はしっかりと管理しましょう。

猫は頭がいいため、扉などを自分で開けて食べてしまうこともありますので、手の届く場所や開けてしまえる場所には放置しないようにしてください。

また、猫は好奇心旺盛でニオイに敏感なため、調理したわらびをそのまま置いておいても食べてしまうかもしれませんので、すぐに食べない場合は冷蔵庫などに保存しましょう。

特に生のわらびはとても危険性が高く、猫が食べてしまうと中毒症状が出て、猫にとって命の危険に関わります。

わらびは自然に生えていますし、人間も食べるからといって安易に与えるのは、危険がたくさんあり、与えてはダメなことを飼い主さんはしっかりと認識しておきましょう。

猫がわらびを食べてはいけない理由

猫がわらびを食べてはいけない理由

もともと猫は肉食動物なので、野菜や山菜などを与えることは身体に合わないため、食べることはあまりメリットもないですしリスクが多いです。

その中でわらびは、山に生えている自然のもので、私たち人間は普通に食べることがありますが、実は猫にとっては食べてしまうと命に関わるぐらい危険性があります。安易に与えると猫が苦しむことになります。

食べてはいけない具体的な理由を下記で述べていきます。

生のわらびは中毒を引き起こす危険性がある

生のわらびはそのまま食べると人間でも中毒を引き起こす可能性があるほど危険です。人間がわらびを食べる場合でも、しっかりとアク抜きをして、茹でるなど加熱をして食べないとわらび中毒になります。

わらびの中毒を引き起こすのは「プタキロサイド」という成分で、その成分によって骨髄機能に障害が発生し、血尿や結石などの症状が現れ、発癌性があるとも言われています。

また、体内のビタミンB1が破壊され、チアミン欠乏により運動失調や食欲不振、痙攣などの症状が出ることがあります。

人間でも中毒になる可能性があるため、人間よりも身体の小さい猫がわらびの中毒症状を引き起こした場合に、症状が重い時には死に至る可能性があります。

肉食の猫は山菜で消化不良を起こす可能性がある

猫はもともと肉食の動物のため、野菜や山菜などは普段摂取するものではないことから、消化不良を起こすことがあります。

山菜であるわらびには食物繊維が含まれており、食物繊維は適量を摂取する分には猫の身体にも消化にいい影響を与えることがあります。

ですが、食物繊維を取りすぎると、うまく消化できずに消化器に負担を与えることになり、下痢や嘔吐などの消化不良を引き起こします。

わらびに対するアレルギーが出ることがある

猫も人間と同じように食物アレルギーがあります。猫の食物アレルギーはその食べ物を食べてみないとわからないことが多いです。

初めて与えるフードの場合は基本的に少量を与えて、体調が悪くなったりアレルギー反応のような症状が出ないか確認しながら与えます。

そのため、猫によってはわらびに対してアレルギーがある場合があり、食べてからアレルギーがわかるということがあります。もし、生ではないわらびだったとしても、わらび自体にアレルギーがあることがわからずに食べてしまった場合には非常に危険です。

アレルギーは嘔吐や下痢、皮膚の痒みなど様々な症状があります。アレルギーが酷いと痒みで毛が抜けてしまったり、嘔吐で食欲低下したりと酷くなる場合もあるため、わらびに対してアレルギーを持っている場合には与えるのは危険です。

猫がわらびを誤って食べてしまった時の対処法

猫がわらびを誤って食べてしまった時の対処法

飼い主さんが食べようと思って買ってきて家に置いておいたわらびを、飼い主さんが少し目を離した隙に食べてしまうことがあるかもしれません。

猫はニオイに敏感ですし、わらびのニオイで食べれると思って口にしてしまうこともあります。そのような場合に、食べてしまった!どうしよう!と焦ってしまう飼い主さんも多いと思います。

そのため、飼い主さんが焦らず行動できるように、猫がわらびを口にしてしまったときの飼い主さんのすべき対処についてご説明します。

まだ口の中にあるようであれば取り出す

もし、食べてしまったばかりでまだ口に入れただけで口の中に見えて、取り出せそうであれば取り出してあげましょう。

もう口の奥までいってしまっている場合は無理に取り出さないでください。奥にいっているものを無理矢理取り出そうとすると、むしろ喉の奥につまったりして窒息してしまう可能性もあるため危険です。

口に入ったばかりの場合だけ、取り出すことができそうなときだけ取り出すようにし、できなさそうであれば無理はしないようにしましょう。

いつ・何を・どのくらいの量を食べてしまったのか確認する

猫がわらびを誤って口にしてしまったら焦ってしまう飼い主さんもいると思いますが、一度落ち着いていつ・何を・どのくらいの量を食べてしまったのかを確認するようにしましょう。

飼い主さんが見ていないときであれば、食べてしまったわらびの残りを見て、どのぐらいの量が減っているのかを確認してください。食べた量も重要で、たくさん食べてしまっている場合には、中毒症状が重くなってしまうこともあるためです。

また、もしわらびが袋に入っていて、袋を破いて食べてしまった場合であれば、もしかしたら袋も食べてしまっているかもしれないため、より危険です。お腹の中に異物が入ってしまうと、便と一緒に出てこないと、開腹手術の可能性があります。

いつ・何を・どのくらいの量を食べてしまったかは獣医さんに診てもらう際に重要な情報ですので、できる限り食べてしまった残骸などを確認しましょう。袋などわらび以外に食べてしまっている可能性がある場合も、それを獣医さんにしっかり伝えるようにしましょう。

必ず動物病院で獣医さんに診てもらう

猫がわらびを誤って食べてしまった場合には、必ず動物病院に連れていき、獣医さんに診てもらいましょう。

口の中から取り出すことは応急処置的なものなので、もし取り出せたとしても、すでに食べてしまっている可能性もあるため、獣医さんに診てもらってください。

わらびを食べてしまうと中毒やアレルギー症状が出ることがあります。中毒やアレルギーなどは酷い場合は命の危険に関わるため、飼い主さんで元気そう・大丈夫そうだと勝手に判断しないようにしましょう。

最初は元気かもしれませんが、時間差で症状が出ることもありますし、急激に具合が悪くなることもあります。

上記で確認したいつ・何を・どのくらいの量を食べてしまったのかを獣医さんに伝えて、ちゃんとした処置をしてもらってください。

まとめ

私たちが季節の食べ物として楽しむ山菜のわらびですが、人間にとってもしっかり下処理をして食べないと危険があり、人間より体の小さい猫にとっては更に危険が伴います。

人間でも中毒になることがあり、猫も中毒やアレルギーなど様々なリスクがあります。

リスクがある中で与える必要はないですし、山菜は猫には与える必要はないものです。現在、市販されているフードも様々な栄養が入っているものも多いため、山菜を食べなくても必要な栄養は摂取できます。

猫にはわらびは与えないようにし、家にわらびを置く場合は、猫の手の届かない場所に置くなど誤って猫が食べないようにしましょう。