猫に春菊を与えないほうがいい
猫に春菊を与えるのは控えることをおすすめします。
春菊には、シュウ酸が含まれています。シュウ酸は、栄養素ではなくどちらかというと老廃物です。春菊など、野菜のアクに含まれるシュウ酸を摂取しすぎると、尿石症とよばれる病気にかかりやすくなるのでおすすめできません。
とくに春菊に含まれるシュウ酸(カルシウム結晶)は、特殊な薬以外では溶かすことができず手術が必要になります。尿石症は、一度かかると再発するリスクがあるので、なるべくかからないようにする必要があります。
特に泌尿器系疾患を抱えている猫に春菊はNG!
泌尿器系の疾患を抱えている猫に春菊を与えるのは控えましょう。
前述の通り、春菊などアクがでる野菜にはシュウ酸が含まれています。シュウ酸の過剰摂取は、泌尿器系の持病を悪化させる危険性があるので控えましょう。
尿石症になると、頻尿や血尿などの症状がみられます。長い時間おしっこができなくなると尿毒症になり最悪の場合、死に至ることがあります。
そのため、泌尿器の持病がある猫は春菊などシュウ酸が含まれている野菜の摂取には注意しましょう。
猫が春菊を食べてしまった時の対処法
過剰摂取は病気のもとになる春菊をもし、猫が食べてしまったときの対処法をご説明します。
猫が春菊を誤飲してしまった場合、残念ながら自宅で対処できることはありません。適切な対処をしてもらうために、すぐに動物病院に連れていく必要があります。
まずは、慌てずに口の中を確認します。大きな症状が出ていなくても、なるべく獣医師の診断を受けましょう。
猫を命の危険にさらさないために、食べられないところに置いておくなど、予め対処しておく必要があります。
まとめ
春菊と猫についてご紹介しました。
- 少量なら問題ないがおすすめできない
- 過剰摂取は尿石症を引き起こす可能性がある
- 泌尿器系の疾患がある場合は控える
- 誤飲したときは動物病院を受診する
春菊以外にも、たけのこなどのアクが強い野菜には、シュウ酸が含まれているので過剰摂取には気を付けましょう。
どうしても、春菊を与えたいときはかかりつけの動物病院に相談してみましょう。