猫が嫌がる理由
「なでて」と体をすりすりしてくると思えば、なでなですると「やめて!」と手で払われる時もありますよね。なでなでが嫌いな訳ではないのですが、受け入れられない気持ちの時もあるようです。どんな場合に嫌がるのか紹介してみましょう。
1. 毛繕いした後はやめて!
念入りに毛繕いをして、体も心も落ち着いた所を飼い主が「なでなで」してしまうと、猫が嫌に思います。「せっかく綺麗に整えたのに」「触られたら汚れる」と鼻息を荒くして毛繕いし直します。猫が毛繕いをしている時や、毛繕い後はなでなでは禁止です。
2. 毛並みと逆になでないで!
猫は、毛並みと反対になでられると気持ち悪いようです。「なんで逆向きなの?」と少し呆れてしまいます。猫が気持ち良いのは、毛並みに沿ってなでてあげることで、毛並みと逆になでられると、嫌な事をされていると思うのでしょう。
3. そっとしといて欲しい!
寝ている時、一人でいたい時、構われたくない時は、なでなでされると迷惑になるようです。寝ている時は触られると気になってしまい、一人になりたい時や構われたくない時は、人の手の温度を暑いと感じたら触られたくないと思います。猫が暑いと思う時に「そっとしといて」と思う気持ちが強いようです。
4. そこは触られたくない!
猫は触られたくない場所があります。しっぽ、足、お腹は猫の急所です。猫を触る時に、これらの場所を触る時は注意して触るようにしましょう。猫が一般的に急所と言われる場所は、中には喜んだり、嫌がる素振りを見せない猫もいます。
しっぽを踏まれても鈍感な猫もいますが、しっぽは沢山の神経と骨があるので気をつけてあげましょう。
5. 心を許していない!?
猫をなでた時に「んぎゃ!」と言われる人は、猫が心を許していないようです。本来猫は、体を触られる事に抵抗をもっています。「たやすく体に触らせてたまるか!」と言う、猫の気持ちを受け入れてもらうには信頼関係を結ぶ事です。
6. 他に要求があるの!
猫が近寄ってくると、なでなでして欲しいと勘違いして逃げてしまう事があります。猫は「なでて欲しい訳じゃない」なぜなら「ご飯が欲しい」「遊んで欲しい」「喉が乾いている」など他に要求があったからなのでしょう。猫が近寄って来た時は、必ずしもかまって欲しいと言う訳ではなさそうです。
7. 触られるのが怖い!
猫は体を触られると怖いと感じてしまうようです。飼い主をちゃんと理解出来ていても、触られ慣れていないようです。猫の頭や背中に手を置いた時に、猫が「びくっ」となって強ばる場合もあります。その場で固まって動かなくなる時や、体を丸めて、うずくまってしまうこともあります。
子猫の時に、人間と接してこなかったから、体に触られる事に慣れていないからが理由でしょう。子猫の時に学んでいないと、成長しても怖がりの猫になりやすいです。
8. 触られると痛い!
なでると嫌がるのは、体に違和感があるからかも知れません。触られたら痛いと思う状況でいる可能性があります。ケガしている場合や、病気などから、なでなですると強く抵抗する場合もあります。
触られると嫌がる病気で考えられるのは、脱臼、目の病気、気管支炎、排尿障害、乳腺症、しこりなどです。高い所から落ちて、捻挫や骨折している場合も、触られると事を極限に嫌がるでしょう。
まとめ
猫がなでなでを嫌がる理由をいくつか紹介しました。人に触られるのが好きな猫もいますが、何時だってなでて欲しいと言う訳でもなさそうですね。
タイミングを見て、なでなでしてあげるのが猫にも喜ばれる事のようです。猫がなでなでして欲しいと寄ってきた時や、なでられて気持ち良さそうな仕草をした時は、気が済むまで触ってあげましょう。
嫌がる素振りを見せた時は、猫の体に異常がないかを確かめるのも必要になります。猫がいつもと違うと感じた時は、病気などを疑うようにしましょう。